上井が7位タイ、武藤は9位タイと好発進！

　豪州ツアーのBMWニュージーランドオープン選手権は現地時間12日、ミルブルック・リゾート・アロータウン（MR）とザ・ヒルズC（HC）を舞台に開幕。今大会には、パートナーシップ契約を結んでいる日本ゴルフツアー機構（JGTO）から総勢14選手が参戦。その中で、ザ・ヒルズCをラウンドした上井邦裕が5アンダー67で7位タイ、武藤俊憲が4アンダー68で9位タイと好スタートを決めた。

　上井は6番から連続バーディを奪うなど、前半を3アンダーで折り返す。後半立ち上がりの10番こそボギーとするも、その後も3つスコアを伸ばして、6バーディ、1ボギーでホールアウト。トップと4打差ながら絶好の位置につけた。今大会は、日本では馴染みの少ないプロアマ形式でのツアー競技だが、上井は「楽しかった」と戸惑いはなかったようで「（翌日ラウンドする）ミルブルック・リゾート・アロータウンはトリッキーなコースだから難しい」と話しながらも、大自然に囲まれてのプレーを楽しんでいる様子だ。

　また、同じ組でプレーした武藤は、前後半で3つずつのバーディを記録し、6バーディ、2ボギーのラウンド。デビッド・オー（米／HC）らと並び「練習よりもグリーンが堅かった」と印象を話す一方で、好発進の要因を聞かれると「（年下の）上井に、まあまあですねって言われないようにプレーした」と笑いを誘った。

　その他のJGTOメンバーは、貞方章男（HC）が3アンダー69でI・J・ジャン（韓／MR）と並び25位タイ。岩田寛（MR）、竹谷佳孝（MR）、矢野東（HC）が2アンダー70で37位タイとなっている。宮里優作（MR）は、1アンダー71で薗田峻輔（MR）らと並び60位タイで初日を終えた。

　9アンダー63の首位タイには、デビッド・ブランドン（豪／HC）とウォン・リー（豪／HC）が並んでいる。