藍がプロ初のエースで暫定33位タイ発進　野村は暫定16位タイ

　米女子ツアーのJTBCファウンダーズ・カップは現地時間19日、アリゾナ州のワイルドファイアGC at JWマリオット・フェニックス・デザート・リッジ・リゾート＆スパを舞台に開幕。第1ラウンドの競技を行ったが、降雨により開始が遅れ、約半分の選手がホールアウトできないまま日没サスペンデッドとなった。

　日本人トップは、3アンダー69でラウンドした野村敏京。最初の5ホールで3バーディを奪い、2アンダーで折り返す。10番、15番もバーディを奪い、5バーディ、2ボギーで暫定16位タイとなった。

　インスタートの宮里藍は2アンダー70の暫定33位。最初の10ホールで4ボギーと出遅れたが、後半に一気に巻き返した。2番と3番で連続バーディを奪うと、4番では見事にホールインワンを決めて1アンダーに。その後さらに1つスコアを伸ばし、1イーグル、5バーディ、5ボギーと出入りの激しい一日を終えた。

　対照的に、横峯さくらはスタートから10連続パーと我慢の続く内容。パー5の2番でようやくバーディが飛び出すと、同じくパー5の5番でもバーディ。結局ノーボギーの2アンダー70と安定した内容で藍と並んだ。

　最終組でスタートした宮里美香と上原彩子は、4ホールのみの消化となり、2日目は長い一日となりそうだ。美香は1バーディ、1ボギーで暫定71位タイ、上原は1ボギーで97位タイとなっている。

　ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のリディア・コ（ニュージーランド）、ソフィア・ポポフ（独）、ティファニー・ジョー（米）、キム・カウフマン（米）が、6アンダー66で暫定トップ。コは6アンダーで迎えた7番で3パットのボギーを喫したものの、直後の8番で約4メートルのバーディパットを沈めた。

　ディフェンディング・チャンピオンのカリー・ウェブ（豪）は、6ホールを終えて2アンダーで暫定33位タイにつけている。