地元J.スピースに豪州勢が挑む！　松山、石川は欠場

　米男子ツアーのバレロ・テキサス・オープンが現地時間26日、テキサス州のTPCサンアントニオを舞台に開幕する。松山英樹は2週後に迫ったマスターズ（ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC）に備えて休養、石川遼は次週のシェル・ヒューストン・オープン（テキサス州、ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン）まで調整予定で、今大会は欠場する。

　優勝候補の筆頭にあげられるのは地元テキサス出身の21歳、ジョーダン・スピース（米）。昨年末のエミレーツ・オーストラリアン・オープンを6打差、ヒーロー・ワールド・チャレンジを10打差で制したのに続き、2週前のバルスパー選手権ではパトリック・リード（米）、ショーン・オヘア（米）とのプレーオフを制するなど、若くして接戦を制する術も身につけ始めている。

　一方で、テキサス州の広々としたコースでは、広大さではひけをとらないオーストラリア勢が好相性を見せる傾向がある。さらに、今週のTPCサンアントニオはオーストラリア出身のグレッグ・ノーマンが設計。風は強く、ドライバーショットは距離だけでなく正確性も重要となり、パーオンするのが難しいのが特長だ。

　ディフェンディング・チャンピオンでオーストラリア出身のスティーブ・ボウディッチも「ここの天気には慣れているし、故郷のコースに似ている」とコメント。2010年大会を制したアダム・スコット（豪）は「土地の質、木なんかはオーストラリアに似ている」と語っている。

　オーストラリア勢ではこのほか、前戦のアーノルド・パーマー招待で3位タイに入ったマット・ジョーンズ、ジェイソン・デイも出場。世界ランキング上位陣では、9位のダスティン・ジョンソン（米）、同13位でフェデックスポイントランキングトップを走るジミー・ウォーカー（米）らのプレーも注目される。