タイガーがオーガスタで練習ラウンド　マスターズ出場は決断せず

　2月のファーマーズ・インシュランス・オープンをわずか11ホールで棄権をして以来、欠場を続けているタイガー・ウッズ（米）。マスターズ前最後の大会となる米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープン（現地時間4月2〜5日／テキサス州ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン）も欠場し、その動向に注目が集まっているが、マスターズの舞台であるオーガスタで18ホールの練習ラウンドを行ったことが分かった。

　31日には、ジョージア州オーガスタの地元紙「オーガスタ・クロニクル」が、同地の空港にタイガーのプライベートジェットが着陸したと報道。ガルフストリーム社の「G5」モデルにあしらわれていた番号が、タイガー所有のものと一致したことから、タイガーが今週にゴルフの聖地で練習ラウンドを行い、マスターズに出場するのではとの見方が強まっていた。すると、代理人のマーク・スタインバーグ氏は同日に元世界ランクNo.1が、オーガスタでキャディのジョー・ラカバ氏らと練習ラウンドを行ったことを認めた。しかし、トーナメントへの出場に関しては未だ発表はない。

　最新の世界ランキングで1996年のプロ転向後初となる100位圏外（104位）に転落したタイガー。マスターズはレギュラーツアーと異なりティーオフまでに出場登録を済ませれば、フィールド入りすることができるため、9日の開幕ギリギリまで決断を先延ばしにすることも可能。しかし「ツアーでハイレベルな争いが出来るまで復帰はしない」という声明通り、練習ラウンドで感触を確かめて、今週中に決断を下す可能性が高いようだ。