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パッティング不振のA.スコット マスターズでは長尺パターを使用

2015/04/02 16:05
パッティング不振のA.スコット マスターズでは長尺パターを使用
マスターズでは慣れ親しんだ長尺パターの使用を決断したA.スコット。写真は2014年全豪プロゴルフ選手権。(写真提供:Getty Images)

 

 2013年のマスターズチャンピオンで現在世界ランキング6位のアダム・スコット(豪)が、現地時間9日に開幕するマスターズ(ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)で長尺パターを使用する決断をしたとオーストラリアの通信社『AAP』で報じられた。

 2016年1月からアンカリング打法が禁止されるため、今年に入ってから通常のパターを実戦で使用していたスコット。初投入となった3月のWGC-キャデラック選手権では、パッティングのスコアに対する貢献度を示す「ストロークス・ゲインド・パッティング」は3.098をマークするなど好調だったが、続くバルスパー選手権では2日間でマイナス5.178。順位も95位タイと低迷しで決勝ラウンド進出を逃し、2012年5月のHPバイロン・ネルソン選手権以来続けてきた連続予選通過記録が「45」でストップした。

 特に1メートルからのパッティング成功率で、昨1位だったのに対し、今シーズンは96.88%で全体の205位と大きく低迷。アーノルド・パーマー招待では約1.5メートルのパットを5度外し、過去8ラウンドで3メートル以内のパッティングを18度失敗している。バルスパー選手権終了後に「もし、マスターズでロングパターを使っても誰も驚かないだろう」と話していた通りの結果となった。

 ともあれ、慣れ親しんだパターを再び手にしてことにより「(優勝の)自信は十分にある。過去5年、このコースでは良いプレーができている」と話し、2度目のグリーンジャケットに自信を示した。

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