キムがメジャー初制覇に王手！　単独2位S.ルイスと最終組で激突

　米女子ツアーの今季メジャー初戦、ANAインスピレーションは現地時間4日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。13位タイからスタートした宮里藍は、2バーディ、8ボギーの6オーバー78と大きく崩れ、通算4オーバー58位タイに後退した。

　その他の日本勢は、上原彩子がイーブンパー72で回り、通算1オーバー36位タイ。横峯さくらは前半の3ボギーが響き、2オーバー74で通算3オーバー53位タイに順位を下げた。宮里美香も、第2ラウンドに続く1オーバー73と巻き返すことが出来ず、藍と同じ58位タイとなっている。

　単独首位から出たキム・セイヨン（韓）は、出だしの1番をバーディとしたものの、5番でボギーを叩くなど、前半は伸び悩み。一時、トップから陥落する場面もあったが、バックナインは我慢強くパーを並べると16番から連続バーディを奪ってスコアを伸ばし、4バーディ、1ボギーの3アンダー69でホールアウト。終わってみれば通算10アンダーと、後続に3打差をつけてリーダーボードのトップを守り、メジャー初勝利に王手をかけた。

　通算7アンダーの単独2位には2011年大会覇者のステイシー・ルイス（米）。4打差の6位タイから出ると、12番までに6つバーディを奪い一気に浮上。しかし、15番でティーショットを左に曲げて、この日初めてのボギーを叩くと、17番でもスコアを落とし、6バーディ、2ボギーの4アンダー68。しかし、何が起きるかわからないのがメジャーの怖さ。最終日最終組での直接対決から目が離せない。

　その他上位は、通算6アンダーの3位タイに、6アンダー66をマークしたアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）、ブリタニー・リンシコム（米）、モーガン・プレッセル（米）。通算5アンダーの6位タイには、フォン・シャンシャン（米）ら3選手が並んでいる。ディフェンディング・チャンピオンのレクシー・トンプソン（米）は通算4アンダーで、リュウ・ソヨン（韓）らと同じ9位タイ。ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のリディア・コ（ニュージーランド）は2オーバー74とスコアを落とし、通算2オーバー48位タイに沈んでいる。