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R.マキロイ、キャリア・グランドスラムへ 最後の“壁”に挑む

2015/04/09 10:22
R.マキロイ、キャリア・グランドスラムへ 最後の“壁”に挑む
“キャリア・グランドスラム”達成を目指すR.マキロイ。(写真提供:Getty Images)

 

 現在ゴルフ界をけん引しているのは、やはり世界ランクNo.1に君臨するローリー・マキロイ(北アイルランド)で間違いない。若干25歳の王者は現地時間9日に開幕する今季メジャー初戦、マスターズ(ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)で“キャリア・グランドスラム”達成を目指す。

 しかし、マキロイにとってオーガスタでの思い出は、決して良いものばかりではない。初出場となった2009年こそ20位タイに入ったものの、翌2010年は74-77と叩いて予選落ち。そして、2011年大会では、初日から3日目までに15バーディ、3ボギーでラウンドし、後続に4ストロークのリードを得たものの、最終日に「80」と失速。15位タイに終わった。

 その後、同年の全米オープンを制し、メジャー初優勝を遂げるなど順調にステップを上り続けているマキロイにとって、オーガスタだけは鬼門となっている(2012年40位タイ、2013年25位タイ)。しかし、昨年は2日目に77を喫しながらも、週末の2日間で取り返して通算イーブンパーの8位タイ。本人は「スコアはついてこなかったが、上手く回れたと思う」と話し、ようやく攻略のきっかけを掴んだように見える。

 今年に入って、2月のザ・ホンダ・クラシックで予選落ち、WGC-キャデラック選手権でショットを池に入れた苛立ちから、クラブを池に投げ捨てるなど、コンディションの面を不安視されていたが、3月のアーノルド・パーマー招待では第2ラウンドで66をマークするなど11位タイと調子は上向き。「多くの困難に立ち向かうことは楽しみ。自分が達成しようとしていることは、とても大きなことだ」と史上6人目の偉業達成にも意欲を示している。果たして、歴史に残る4日間となるだろうか。

 マキロイは、第1ラウンドでフィル・ミケルソン(米)、ライアン・ムーア(米)と一緒に現地時間午前10時41分(日本時間午後11時41分)にティーオフする。

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