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R.マキロイ、決勝ラウンド進出も「優勝のシナリオは実現しない」

2015/04/11 12:32
R.マキロイ、決勝ラウンド進出も「優勝のシナリオは実現しない」
1アンダー71の通算2アンダーで19位タイとなったR.マキロイ。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーの今季メジャー初戦、マスターズは現地時間10日、ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日に8アンダー64をマークしたジョーダン・スピース(米)が通算14アンダーまでスコアを伸ばし、リーダーボードのトップを守った。

 マスターズを3度制しているフィル・ミケルソン(米)はイーブンパーで折り返したバックナインで4つのバーディを奪い、5バーディ、1ボギーの4アンダー68。通算6アンダーで単独6位に浮上した。17番パー4では、ティーショットが「上手く打てた」にも関わらずラフに。さらに、2打目は前方には木が立ちはだかったが、木越えのショットでべたピンに寄せてバーディ。44歳のレフティーは、自ら「ミケルソン・スペシャル」と名付けたスーパーショットでパトロンを沸かせた。

 また、史上6人目のキャリア・グランドスラムを目指す世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)は「ショットが安定しなかった」と9番でダブルボギーを叩くなど、前半を4オーバーで折り返す。それでも13番でイーグルを奪うと「イーブンパーに戻してからはスコアを伸ばすことだけを考えた」と、上がり4ホールで3つのバーディを奪い、1イーグル、5バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの1アンダー71でホールアウト。通算2アンダーで19位タイとなった。

 マキロイは「ベストを尽くすことに徹したが思うようなプレーが出来なかった」と前半のプレーを悔やみながらも「出入りの激しいプレーだったが連続バーディで締めたので気持ちよく決勝ラウンド進める」と気持ちは前向き。しかし、トップとの差は12ストロークとなり「優勝するには、週末に自分が14アンダーをマークして、スピースが崩れないといけない。どちらのシナリオも実現しないと思う」と白旗を上げた。

 また、今年限りでのマスターズからの引退を表明していたベン・クレンショー(米)が、オーガスタでの最後のラウンドを終えた。1984年と1995年の2度マスターズを制した63歳は、第2ラウンドを13オーバー85でホールアウト。それでも13番ではバーディを奪うと、最終18番では多くのパトロンから拍手を浴びながらプレーした。ホールアウト後、帽子をとって声援に応えたクレンショーは「トーナメントで優勝したような気分だ。この光景は忘れない」と多くの声援に感謝した。

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