J.ローズ、7バーディで単独2位！　R.マキロイ、最終日はタイガーとラウンド

　米男子ツアーの今季メジャー初戦、マスターズは現地時間11日、ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。ジャスティン・ローズ（英）が、この日のベストスコアタイとなる5アンダー67をマーク。通算12アンダーで単独2位に浮上した。

　ローズは5番までに2つボギーが先行するも、前半のうちに2バーディを奪い返す。すると、バックナインの13番から圧巻の4連続バーディをマークし、最終18番でも難しいラインのバーディパットを沈めて、7バーディ、2ボギー。トップのジョーダン・スピース（米）とは4ストロークの差があるが、オーガスタでは何が起こるか分からない。最終日の18番まで目が離せない展開となりそうだ。

　一方、世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）は、ディフェンディング・チャンピオンのバッバ・ワトソン（米）とのラウンド。出だしの2番パー5で2オンに成功すると、約11メートルのイーグルパットを沈めて絶好のスタートを切る。さらに8番から連続バーディを奪い、前半を4アンダーで折り返すと、アーメンコーナー出口の13番、15番でもスコアを伸ばす。しかし、続く16番パー3をボギーとすると、最終18番でもティーショットをバンカーに入れてパーセーブできず。1イーグル、4バーディ、2ボギーでホールアウト。4アンダー68のラウンドで通算6アンダー5位タイで最終日を迎えることとなった。

　予選ラウンド終了後に「優勝へのシナリオは実現しない」と白旗を上げたが、この日も「（最終日も）今日のように1つずつ順位を上げていくだけ」と優勝は考えていないようだ。今大会に昨年からのメジャー3連勝とキャリア・グランドスラム達成がかかっていたが「できるだけ、他のトーナメントと同じようにプレーしようと心がけたけど…」とどこかで見えないプレッシャーがかかっていたのかもしれない。最終日はタイガー・ウッズ（米）とのラウンドが決定。自身2度目となるマスターズでのトップ10入りを狙う。