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美香、2年ぶりのトップ10入り キム・セイヨンがミラクルショットで優勝

2015/04/19 13:35
美香、2年ぶりのトップ10入り キム・セイヨンがミラクルショットで優勝
スーパーショットでプレーオフを制したキム・セイヨン。(写真提供:Getty Images)

 

 米女子ツアーのロッテ選手権は現地時間18日、ハワイ州のコオリナGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。宮里美香が1アンダー71とスコアを伸ばし、通算4アンダー7位タイでフィニッシュした。

 4日間の中で1番とも言える強風の中、多くの選手が苦しんだ最終日。美香は出だしの3番、5番でバーディを奪うと、イーブンパーとスコアを落とした後の13番から連続バーディをマーク。最終18番をボギーとし、4バーディ、3ボギーでホールアウトし、2013年のピュアシルク・バハマLPGAクラシック以来となるトップ10入りを果たした。

 一方、2年ぶりのトップ10入りを目指した宮里藍は2番、7番でダブルボギーを叩くなど前半を5オーバーで折り返す。後半は13番でバーディが先行したが、その後2つスコアを落とし、1バーディ、3ボギー、2ダブルボギーでホールアウト。「今日は2つダブルボギーだけが…」と悔やむ6オーバー78のラウンドとなり、通算イーブンパー18位タイ。トップ10入りのチャンスは逃したものの、今季のJTBCファウンダーズ・カップ(17位タイ)に次ぐ成績となった。

 14位タイから出た野村敏京は4オーバー76で通算1オーバー25位タイ。上原彩子は3アンダー69と、4日間を通じて初のアンダーパーでラウンドし、通算3オーバー36位タイ。横峯さくらは4オーバー76の通算4オーバー44位タイで4日間を終えている。

 優勝争いは、キム・セイヨン、インビー・パーク、キム・インキョンの韓国勢による三つ巴に。3人が通算11アンダーで並んだまま終盤に突入するが、17番でキム・インキョンがボギーを叩いて脱落。キム・セイヨンが18番のティーショットを池に入れ、勝負あったかと思われたが「入れることだけを考えていた」と4打目をカラーから沈めてパーセーブし、パークとのプレーオフに突入する。

 18番で行われたプレーオフ1ホール目。両者ともにティーショットでフェアウェイをキープすると、キム・セイヨンが先に放った2打目を2バウンドして直接カップに入れるミラクルショットを披露。その後、パークがセカンドショットをカップインさせることが出来ず、プレーオフの決着がフェアウェイ上で決まる珍しい戦いとなった。

 キム・インキョンが通算9アンダーの単独3位。キム・ヒョージュ(韓)とシェラ・チョイ(韓)が通算7アンダー4位タイ、連覇を目指したミッシェル・ウィー(米)は最終日にスコアを伸ばせず、通算3アンダー11位タイで大会を後にしている。

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