テキサスでS.ルイスが連覇を狙う　有村が今季初出場

　米女子ツアーのボランティア・オブ・アメリカ・ノース・テキサス・シュートアウトが現地時間30日、テキサス州のラスコリナスCCを舞台に開幕。ディフェンディング・チャンピオンのステイシー・ルイス（米）が今季初勝利を目指す。

　今年で3回目となる今大会は、第2ラウンドを終えて70位タイまでが第3ラウンドへ、第3ラウンドを終えて50位タイまでが決勝ラウンドに進出する「シュートアウト方式」を採用。カットラインに近い選手たちは、スコアを伸ばすためにより攻撃的なプレーが求められるため、普段以上にスリリングな展開が期待される。

　昨季大会では、ルイスが首位タイから出た最終日に7アンダー64と猛チャージをかけて、後続に6打差の圧勝。舞台となるテキサス州は幼少期を過ごした場所ということもあり、連覇への意気込みは高い。第1回大会を制しているインビー・パーク（韓）、前週優勝のリディア・コ（ニュージーランド）らとの激しい優勝争いに注目だ。

　また、スインギング・スカートLPGAクラシックでプレーオフに1打届かず単独3位に終わった17歳のルーキー、ブルック・ヘンダーソン（カナダ）もマンデー予選を通過して本戦への出場権を獲得。勢いに乗る元世界女子アマチュアランキングNo.1は、今週も旋風を巻き起こすことができるだろうか。

　日本勢は、横峯さくら、上原彩子、野村敏京、そして有村智恵が今季レギュラーツアー初出場。W宮里が欠場する中で、やはり注目は横峯だ。キア・クラシックで8位タイに入って以来、4戦連続で決勝ラウンドに進出している横峯は、スインギング・スカートLPGAクラシックでも11位タイ。トップ5入り、そしてツアー初勝利を目指す4日間となる。