松山、王者R.マキロイへの挑戦は6アンド5で完敗

　世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズのWGC-キャデラック・マッチプレー選手権は現地時間2日、カリフォルニア州のTPCハーディング・パークを舞台にベスト16の対戦が終了。3連勝で決勝トーナメントに進出した松山英樹だったが、世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ相手に6アンド5で敗退となった。

　アレクサンダー・レヴィ（仏）、ヨースト・ルーテン（オランダ）、ケビン・ナ（米）とのグループを1位で突破した松山のベスト16の相手はいわずと知れた王者マキロイ。優勝に向けての最大の難関突破に期待がかかったが、1番を両者ともにバーディとした後の2番でマキロイがバーディを奪い、先行を許す。

　さらに2ダウンで迎えた6番からは痛恨の連続ボギーを喫しさらに差が広がったものの、5ダウンで迎えた前半最後の9番パー3では、もう少しでホールインワンのショットを放ち、ピンそば約20センチにつけてバーディ。前半を4ダウンで折り返す。

　しかし、バックナインに入ってもマキロイの勢いは衰えず。10番ではバンカーからの第3打を直接沈めるスーパーショットを見せると、12番でも2打目をピンそば1.5メートルにつけて世界ランクNo.1の力を見せつけた。この時点で6ダウンとなり、13番パー3をお互いパーとした時点で決着。結果的には、マキロイが格の違いを見せつけた直接対決となった。

　ベスト8に進出したマキロイは、準々決勝でポール・ケイシー（英）と対戦。松山は次週、“第5のメジャー”とも呼ばれるザ・プレーヤーズ選手権（7日〜10日）フロリダ州TPCソーグラス）に出場する。