48歳J.ケリーが奪首！　R.マキロイ13位タイ、J.スピースは予選落ち

　米男子ツアーのザ・プレーヤーズ選手権は現地時間8日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に第2ラウンドの競技を行い、ツアー3勝の48歳ジェリー・ケリー（米）がこの日のベストスコア7アンダー65をマーク。通算8アンダーまでスコアを伸ばし、ケビン・ナ（米）と並ぶ首位タイに浮上した。

　トップと4打差の40位タイからスタートしたケリーは、出だしの10番で幸先良くバーディを奪うと、13番、17番のパー3でもバーディを重ねて3アンダーで折り返す。後半も2番からの5ホールで4つスコアを伸ばすと、8番で唯一のボギーを喫したが、最終ホールをこの日8つ目のバーディで締めた。

　2009年のチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ以来優勝がないケリー。今大会は予選ラウンドを終えてトップから5打差以内に37人がつける大混戦の様相を呈しているが、6シーズンぶりの栄冠を手にすることはできるだろうか。

　その他上位陣は、2打差の3位タイにリッキー・ファウラー（米）、クリス・カーク（米）、ブランデン・グレイス（南ア）、デビッド・ハーン（カナダ）の4人がつけ、通算5アンダー7位タイにザック・ジョンソン（米）ら6人。この日3アンダー69で回った石川遼、世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）らが通算4アンダー13位タイで続いている。

　また、前日首位タイ発進の松山英樹は2オーバー74とスコアを落とし、アダム・スコット（豪）、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）、バッバ・ワトソン（米）らビッグネームと同じ通算3アンダー27位タイ。タイガー・ウッズ（米）はカットラインぎりぎりの通算イーブンパー61位タイで予選を突破した。

　一方、初日109位タイと大きく出遅れたマスターズ覇者ジョーダン・スピース（米）は、この日もイーブンパー72と挽回できず、通算3オーバー103位タイで予選落ち。現在賞金ランキング2位のジミー・ウォーカー（米）、2012年の年間王者ブラント・スネデカー（米）、2007年大会王者フィル・ミケルソン（米）も決勝ラウンド進出を逃している。