藤本が単独2位発進　宮里聖志は3位タイ　前週Vの片岡は出遅れ

　国内男子ツアーの〜全英への道〜　ミズノオープンが28日、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部を舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終了。開幕戦以来の2勝目を狙うマイケル・ヘンドリー（ニュージーランド）が計9つのバーディを奪うバーディラッシュを披露し、9アンダー63で単独首位に立った。

　7アンダー65の単独2位につけたのは藤本佳則。今季4戦ですでにトップ10入り3回の安定感を見せている25歳はこの日、8バーディ、1ボギーのラウンドで今季初勝利に向けて好スタートを切っている。6アンダー66の3位タイには、谷口徹、宮里聖志ら4人が並んだ。

　ツアー通算28勝を誇る片山晋呉は4バーディ、3ボギーの1アンダー71でホールアウトし、川村昌弘、宮里優作らと39位タイで並んだ。昨季賞金王の小田孔明はイーブンパー72で近藤共弘、岩田寛、山下和宏らと同じ59位タイに。14番からの3連続ボギーなどで前半を2オーバーで折り返したものの、バックナインで3バーディ、1ボギーと持ち直している。そのほか、昨季賞金ランキング2位の藤田寛之は1オーバー73で、すでに全英オープンへの出場権を持つ池田勇太や昨年王者の張棟圭（韓）らと並ぶ86位タイとなっている。

　また、全英オープンへの出場権獲得に向け「今週は目の前のチャンスを取りに行く。絶対に行きたい」と話していた片岡大育は、前半を3バーディ、2ボギーの1アンダーで折り返すも、後半はダブルボギーを2度叩くなど大きく崩れ、3オーバー75のラウンドで118位タイ。前週の関西オープンからの連勝に黄信号が灯った。