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注目選手振り返り 〜ジミー・ウォーカー〜

2015/12/14 17:16
注目選手振り返り 〜ジミー・ウォーカー〜
昨季同様に序盤から勝ち星を重ねたJ.ウォーカー。(写真提供:Getty Images)

 

 2013-14シーズン開幕戦で34歳にしてツアー初優勝の悲願を果たし、同シーズンに3つのトロフィを手にしたジミー・ウォーカー(米)。若手の台頭続く米男子ツアーで30代半ばでブレイクした同選手は今年、得意のシーズン序盤戦で2勝を挙げて再びその存在感を示した。

 一昨季に挙げた3勝はすべて開幕から春先にかけてのものだったが、昨季もその流れは続いた。昨年10月の開幕戦では王座を逃したものの、年明け初戦「ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」でプレーオフの末に2位に終わると、その悔しさを晴らすかのように翌週の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」を9打差圧勝で連覇。3月には「バレロ・テキサス・オープン」でジョーダン・スピース(米)との地元対決を制してツアー5勝目を飾ったのだ。

 しかし、その勢いはシーズン後半まで続かず。5月末「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」の2位タイを最後に優勝争いから遠ざかった。また、10月の「ザ・プレジデンツカップ」でも、勝利したのはリッキー・ファウラー(米)とコンビを組んだ初日フォーサムのみで、米国チームの勝利に大きく貢献したとは言い難い。やはり1年を通じての活躍が今後の課題と言えそうだ。

 それでも、米ツアーで優勝2回、2位2回、トップ10入り6回という数字は上々の結果だ。スタッツでも、最大の武器であるパッティングの「ストローク・ゲインド」でツアー2位につけるなど持ち味を発揮出来ており、フェアウェイキープ率52.23%(180位)にとどまったショットの精度を向上させれば、2016年はさらなる飛躍の1年となるはず。自身2度目のライダーカップ出場も視野に、遅咲きの36歳がこれからどのようなプレーを見せてくれるか楽しみだ。

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