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注目選手振り返り 〜ローリー・マキロイ〜 Part2

2015/12/28 11:02
注目選手振り返り 〜ローリー・マキロイ〜 Part2

 

 WGC-キャデラック・マッチプレー選手権を制し、過去75年で3人目となる25歳までに米ツアー10勝を達成した選手となったローリー・マキロイ(北アイルランド)。勢いそのままに、ウェルズ・ファーゴ選手権では、第3ラウンドで自身の持つコースレコードを更新する11アンダー61を叩き出など大会記録となる通算21アンダーで優勝する。

 欧州ツアーのBMW PGA選手権、さらに自身がホストを務めたドバイ・デューティフリー アイリッシュ・オープン Hosted by ザ・ローリーファウンデーションでは連続予選落ちを切ったものの、メジャー第2戦の全米オープンでは9位タイ。このまま、マキロイは勝ち星を積み重ねていくと誰もが思っていた。

 しかし、7月に友人たちとサッカーをプレーしていた際に左足首の靱帯を断裂。さらに関節包も損傷し、ディフェンディング・チャンピオンとして連覇を狙った全英オープンを欠場することとなった。8月の全米プロゴルフ選手権で復帰を果たしたものの、今季快進撃を続けていたジョーダン・スピース(米)に世界No.1の座を明け渡すこととなってしまった。

 その後、米ツアーではプレーオフシリーズ第3戦のBMW選手権で4位タイに入ったのが最高位で、フェデックスカップ・ポイントランキングでは15位に終わったマキロイ。欧州ツアーでは、ファイナルシリーズ最終戦のDPワールド・ツアー選手権ドバイを制し、2年連続の年間王者に輝いたが、やはり悔しさを先立つ1年間だった。

 それでも、シーズン未勝利に終わった2013年を経て世界No.1を奪還した2014年のように、マキロイは悔しさを力に変えることが出来る。来年は悲願のグランドスラム、リオデジャネイロ五輪、そしてライダーカップとビッグイベントが目白押しの1年。マキロイ、スピース、ジェイソン・デイ(豪)による“新BIG3”争いからも目が離せない。

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