申ジエが逆転で今季3勝目　李知姫は1打及ばず　単独3位に比嘉

　国内女子ツアーの樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントが30日、埼玉県の武蔵丘ゴルフコースで最終ラウンドの競技を終え、2打差4位タイから出た申ジエ（韓）が通算9アンダーで逆転勝利を飾った。前日首位の李知姫（韓）は1打差2位。さらに1打差の単独3位に比嘉真美子が入っている。

　6月のニチレイレディス以来となる今季3勝目を挙げた申は、9番パー5でイーグルを奪うなど後半11番までにノーボギーの5アンダーとチャージ。通算8アンダーで李と首位に並ぶと、以降伸ばし切れなかった同選手を16番パー5のバーディでかわし、1イーグル、4バーディの6アンダー66でトロフィを掲げた。この結果、賞金ランキングでは笠りつ子を抜いて2位に浮上している。

　同じく今季3勝目を目指した李は4バーディ、1ボギーの3アンダー69で1打及ばず。来季シード確保へ当落線上の比嘉は「68」の通算7アンダーで賞金ランク46位に順位を上げた。同ランク首位で2位タイから出たイ・ボミ（韓）は通算4アンダーから伸ばせず、堀琴音らとともに4位タイでフィニッシュ。同じく2位タイから逆転を目指したキム・ハヌル（韓）は通算3アンダー6位タイとなった。

　通算2アンダーの8位タイには服部真夕、菊地絵理香、アマチュアの稲見萌寧（日本ウェルネス高2年）の3人。初日から連日の「74」と苦戦を強いられていた昨季覇者の渡邉彩香はこの日も「73」とスコアを落とし、通算5オーバー45位タイで大会を終えている。