my caddie 編集部です。
先日、藤倉コンポジットのメディア向け試打会に参加し、2022年3月17日に発売される「ベンタス TR ブルー(以下、TR)」、同年4月7日に発売される「デイトナ スピーダー X」を打ってきました。
TRはベンタスブルー(以下、ブルー)の後継。中元調子であることに変わりないですが、手元から中間部の剛性がアップ。ベンタスブラック(以下、ブラック)と剛性を比べるとTRの方が低いため、TRはブルーとブラックのちょうど中間のスペックといえます。
ブルーで搭載されたベルコアテクノロジーは引き続き採用。芯から外れたときのヘッドのねじれを抑える効果があるほか、シャフト先端の高い剛性がボール初速の最大化を生み出します。
また最外層には、光の下にかざすとあらわれるバイアクシアル・スプレッド・トウ・マテリアルという独自の開繊クロス材を採用。中間部のねじれと曲げ剛性を高めることで、ベルコアテクノロジーの効果である球の散らばりをさらに向上させています。
試打した印象としては「思い切り叩いても捕まり過ぎない」「ミスヒットで右に行ったと思っても、そこまで曲がらずに許容範囲のエリアに残ってくれる」でした。力を入れて振った時にチーピン気味になる方や、BLUEだと捕まりすぎていた方にTRはおすすめ。また、中間部に大きなしなりを感じたため、そのフィーリングが欲しい方にもおすすめです。
一方、デイトナスピーダーXは、2019年に発売されたデイトナスピーダーの後継。手元の硬さと先端のしなり戻りの強さが改善され、アマチュアゴルファーが飛距離性能をより感じられるように。
そもそもデイトナスピーダーは、ハイスペックカーボン素材「M40」と超高弾性「90トンカーボン」をフルレングスに積層。超低樹脂カーボンシートを組み合わせて弾き感やスピード感をアップ。また、戦闘機の尾翼やレーシングカーのパーツに用いられる「ボロン繊維」を複合することで、飛距離性能と振りやすさを兼ね備えているのが特徴。
進化モデルとして登場したのが今回のデイトナスピーダーXで、今回の開発コンセプトが「今、地球上にある材料で最高に飛ぶシャフトを作る!」なため、飛距離重視の方におすすめ。
試打した結果、TRとは異なり、捕まるローボールに。捕まったとこでランも増えTRより飛距離が出ていたほか、ヘッドの走る感覚を得られました。
とにかく飛距離を伸ばしたい方は、このデイトナスピーダーXに流行りの捕まるヘッドを装着すれば良いと思いました。捕まり過ぎる場合はTRにするか、捕まりにくいヘッドに変えるのも手です。
TRとデイトナスピーダーXは用途が違うため、どちらが良い悪いはありません。どんな球を打ちたいかで選ぶと良いでしょう。なお、TRは55,000円(税込)、デイトナスピーダーXは88,000円(税込)となっています。
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