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PLDミルドパター×GLIDE 4.0ウェッジ ライ角で結果が変わる!?

更新日:2024/12/10 15:05
PLDミルドパター×GLIDE 4.0ウェッジ ライ角で結果が変わる!?

 


my caddie 編集部です。

先日、ピンゴルフジャパンの新製品発表会が開かれ、PLDミルドパター(ANSER、ANSER 2、DS 72、PRIME TYNE 4)は2022年4月11日、GLIDE 4.0 ウェッジは同年5月13日に発売されることが発表されました。



PLDはPutting Lab Designの略。米ピンゴルフ社のパター研究開発室で誕生したことを意味します。

6年前から始まったこのPLDプログラムはバッバ・ワトソン選手、トニー・フィナウ選手らの細かい意見を反映。最近ではホアキン・ニーマン選手やヴィクトル・ホブランド選手がPLDミルドパターを使って米男子ツアーの試合で優勝しています。









ANSERはサイトラインがなく丸みのある形状。従来のANSERよりコンパクトながらトップレールが厚いのはワトソン選手らの意見が反映されているとのこと。シャフトはマットブラックのスチールシャフトです。





一方、ANSER 2はサイトライン入りで、よりシャープな形状でフェースの長さが特徴。ブラックのANSERは慣れないという方はANSER 2がオススメですね。





DS 72はホヴランド選手と共同開発したミッドマレットタイプ。ヘッドは重量は365gとPLDミルドパターシリーズの中かでは最も重く、ダブルベントシャフトを唯一採用。見た目的に非常に安心感のあるモデルです。





PRIME TYNE 4はキャメロン・チャンプ選手らが使用。コンパクトながらテークバックがしやすい角型で、ANSERと同様のシャフトを採用。ピン型とマレット型の両方を感じられるモデルです。

また、それぞれストロークタイプで分かれており、ANSERとANSER 2はセミアーク(ややインサイドアウト軌道)な人向け、DS 72はストレートな人向け、PRIME TYNE 4はアーク(インサイドアウト)な人向けとなっています。



試打して感じたのは打感が非常にソフト。ゴム素材のシートでボールを打っているような感じ。キーンという音はせず、低音。フェースはピン独自の深さと幅で削りだしたディープAMP溝を搭載しており、これがソフトな打感に繋がり、低音を出している模様。

ボールをコツンと打っていくというよりも、運ぶように打つゴルファーに合うと思いました。また、高級感もあってか、いつもより丁寧にそっと打てるような気も。

微妙な下りのラインや高速グリーンにはもってこいなイメージ。主に硬くて速いグリーンで回るツアープロの意見が反映されていることを考えると、筆者のイメージとあまりかけ離れていないのかなと思います。



GLIDE 4.0 ウェッジは前作よりもスピン量が安定し、ヘッドがブレにくく、ミスヒットに強くなったのが特徴。ミスしてもクラブが助けてくれると思えるだけで、アマチュアは救われますね。

フェースはとても粗々しい。というのも意図的に粗くすることで摩擦力を上げ、どんな状況からでも一定のスピン量を実現できるとのと。これをエメリーブラスト仕上げと呼びます。



また、番手別に溝の角度や間隔が調整されているので、エメリーブラスト仕上げの恩恵に加え、より細かな攻め方ができます。さらに、ヘッドには前作から約36%も大きくなった樹脂素材「エラストマーCTP」を内蔵。これが心地よい打感と打音を生み出します。

試打ラウンドにてたくさん打ちましたが、構えたところに素直に出てくれるイメージでした。ウェッジということもありますが、球のねじれが抑えられ、直進性にすぐれたモデルだと思いました。



また、突っかかる感じがなく、滑ってくれるので、「あっ!」と思っても、何とかグリーンに届かせてくれるようなお助け効果もありました。これはヘッドの重量配分が新しくなったため。ミスしても飛距離が落ちずに行ってくれるのは、ミスがミスにならない、ということなので嬉しい限り。

左からT、S、W、EYE 2

さらにGLIDE 4.0 ウェッジはTグラインド、Sグラインド、Wグラインド、EYE 2グラインド(左から)とあり、用途ごとに選べるのがグッドポイント。

開いたり閉じたりと多彩なショットに対応したTグラインド、どんなライからでもまんべんなく対応できるSグラインド、ダフリに強いWグラインド、バンカーならお任せのEYE 2グラインド。スイングを変えなくても、グラインドを変えるだけで色々なショットを打つことができます。



ただ、それでも左右にブレてしまうことが当然にあります。アマチュアなら尚更ですよね…。そんなときに考えなくてはならないのが「ライ角」です。決して「スイング」ではありません。

ピンゴルフでは「あなたのライ角 試打キャンペーン」を実施中。筆者も今回、体験してきましたが、結果として筆者はアップライト気味が適正だと分かりました。



流れとしてはスタンダード、アップライト、フラットと3種類のウェッジを打って、ボールがソールのどこに当たっているかを計測します。

最初のスタンダードはトゥに当たりボールは右へ。次にアップライトを打ったところボールは徐々に真ん中に集まるように(シールを見るとヒール気味になのが分かります)。そして最後にフラットを打ちましたが、かなりトゥ…。

この結果からライ角は必ず計測して調整しないとダメだと痛感。例えば最初に打ったスタンダード。右に出る原因はライ角にあったにも関わらず、「スイングが悪いんだ。左に行くようフック気味に打ってみよう」などと思ってしまうと、本当は良いスイングなのに、悪いスイングを作り出しかねません。



クラブのせいにしてはいけないとよく言いますが、時にはクラブのせいにする必要も。特にライ角は、打ち込むにつれて徐々にズレていくので、定期的にチェックする必要があります。

硬いボールとグラウンドに当たるので当然と言えば当然ですよね…。ただ、分かっていてもグリップ交換ほど、ライ角まで気にするアマチュアは多くないと思います。

また面白いことにアップライトのウェッジが合っているからといって、必ずしもアップライトのアイアンが合うわけでもありません。

このあたりは素人だと分からないので、ピンゴルフ専属フィッターがいる店舗でフィッティングを受けるのが良いと思います。

ショートゲームはスコアメイクに欠かせないところなので、自分に合ったPLDミルドパターとGLIDE 4.0 ウェッジが見つかれば、数ストロークは伸びること間違いなし?そんな気にさせてくれるクラブでした。皆さんにも試打会などで試してみてください。
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