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タイガー・ウッズ「技術者たちは天才」ディープ感を追求したTOUR B X/XS ボール

更新日:2024/12/10 15:05
タイガー・ウッズ「技術者たちは天才」ディープ感を追求したTOUR B X/XS ボール

 

 my caddie 編集部です。

 先日、都内でブリヂストンスポーツの新製品発表会が行われ、TOUR B X/XS(2024年モデル)ボールの全貌が明らかに。

 発表会には宮里聖志・優作選手、堀川未来夢選手、清水大成選手、原英莉花選手、桑木志帆選手、馬場咲希選手が参加しました。

 

 新作のキーワードは「ディープ感」。このディープ(deep)という言葉はタイガー・ウッズ選手がボールに求める独特な表現。

 糸巻きボール時代、バラタやサーリンという材料が使われており、ウッズ選手によるとサーリンはカチッと「クリッキー(clicky)」な感じで球離れが早く、ショートゲームでの操作が上手くいかなかったらしい。

 一方、バラタはソフトでディープな音がして、イメージ通りに弾道を操作できるとのこと。



 インプレッション動画でウッズ選手は、「ドライバーだと初速が約1m/sも上がった。これはツアーレベルでは大きな違いだし、アゲインストの風にも強くなった。アプローチだとスピン量は2〜300rpmくらい増えて、スピンをかけにくいライからでもスピンをかけられることにビックリしたよ」とし、ブリヂストンの技術者たちを「Genius(天才)」と称賛。

 その天才たちは、制音・衝撃吸収材を配合したNEWリアクティブiQウレタンカバーにより、前作からの「乗り感」に加え「ソフトな打音」をプラスし、ウッズ選手が求めるフィーリングを実現。この衝撃吸収性とソフトな打音は本来なら相反関係なのですが、天才たちの努力の結晶です。

 

 発表会に出席した選手たちはクリップを使って新ボールのイメージを出し、原選手は「三感」。この三感は五感から来ていて、「三感が満たされるなというか、打感は手で感じて、耳で音を感じる、目で見てボールの姿がいい、という3個が揃っているという感じでした」。

 馬場選手は「スピン性能」を挙げ、「アプローチのスピンの効き方、アプローチは繊細で、スピン量がイメージと合わないと寄らないですが、それがないです」と語っていました。

 

 アマチュアに朗報なのは傷がつきにくいということ。選手たちも「売りたいんですよね?」と心配するくらい。堀川選手は「気分で変えたりしますけど、1球で18ホールいけるくらい傷に強いですし、水や泥もつきにくいので、1ダースで12ラウンドできちゃいますよ(笑)。

 実は昨年末にメディア向けの試打ラウンドが行われ、宮本勝昌選手、長野泰雅選手との座談会中に「1日1個ですかね」と長野選手がビックリ発言。そのくらい傷がつかないということ。

 また、宮本選手も「1ラウンドで2〜3個ですかね。(他メーカーだと)9個くらい使う選手もいますよ。あまり使わないと売り上げに影響しちゃうね(笑)」と話していましたね。

 

 これ以上ないボールが完成したので「次どうするの?」と聖志選手らが言っていましたが、天才たちは挑戦し続けていくんでしょうね。ウッズ選手のいうディープ感を得られるTOUR B X/XS ボールは2月9日に発売されます。

■TOUR B X/XS 特設サイト

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