高MOI×高初速を実現！？　ミズノから「ST-MAX 230」シリーズが登場

　my caddie 編集部です。

　ミズノから「飛んで曲がらない」を追求したという「ST-MAX 230」シリーズが2024年3月8日に発売されます。

　このシリーズは「飛んで曲がらない」を実現するために、STシリーズのコンセプトである「高初速＆低スピン」を継承しつつ、ST-X 230、ST-Z 230と同じようにコアテックチャンバーを搭載し、ヒットした時の初速アップを追求しているといいます。

　コアテックチャンバーというのは、ウレタン樹脂と一体成型された鉄芯ステンレスにより反発力を上げるという技術なのですが、今回搭載されたのはクイックスイッチ内部（カチカチを回す部分）まで拡張された次世代型。

　鉄芯とTPU（熱可塑性ポリウレタン）をフェース中央に近づけることで、高初速エリアをヒール側にまで拡大。つまり、ミスヒットに強くなったのです。

　また、フェースには従来の素材よりも軽量でありながら、強度の高い素材「Ti-LFS」に鍛造製法を採用。この素材により、ミズノ独自のフェース肉厚設計「コアテックフェース（中心部を厚く、周辺部をさらに薄く）」が進化し、高い慣性モーメントと高反発エリアの拡大にも繋がりました。

　事前に試打する機会があったのですが、第一印象は高弾道で鋭く飛んでいくでした。

　高弾道だと着弾してからの転がりが少ないイメージがあるのですが（球筋にもよりますが）この強めの高弾道であれば着弾してからの伸びもあるかなと。

　新テクノロジーの効果は抜群で、ヒールに当たっても鋭い打球が。技術があればわざとヒールに当ててコントロールショットも可能ですね。

　ある程度の操作ができるのは、高MOIでありながら“超”がつくほどの高MOIではないからだと思います。意識すれば開閉もできるというか、無理にスクエアインパクトで当てにいく必要もないので楽でした。

　まとめるならば、中弾道を求めるならばST-X 230、ST-Z 230、捕まえたければST-X 230、コントロールしたければST-Z 230というイメージ。

　ST-MAX 230は高い球を打ちたい、ミスを気にせず打ちたい（ヒール付近に当たることが多い）、ほどよく捕まえたい、ほどよく操作したいゴルファーに向いていると思いました。

　なお、ドライバーのほか、ドライバーと同様の機能を搭載したフェアウェイウッド、ユーティリティも3月8日に発売。ドライバーは81,400円（税込）～、フェアウェイウッドは52,800円（税込）～、ユーティリティは44,000円（税込）～となっています。

■ST-MAX 230 ドライバー
価格:81,400円（税込）
ロフト角：10.5°（±2）
シャフト:TOUR AD GM D カーボン

■ST-MAX 230 フェアウェイウッド
価格:52,800円（税込）
ロフト角：15°、18°、21°（それぞれ±2）
シャフト:TOUR AD GM F カーボン

■ST-MAX 230 ユーティリティ
価格：44,000円（税込）
ロフト角：19°、22°、25°（それぞれ±2）
シャフト:TOUR AD GM U カーボン

■ST-MAX 230 特設サイト