ユーティリティーの打ち方は飛距離はどのくらい?おすすめモデルはどれ?
ユーティリティーは非常に便利なクラブです。多くのツアープロが使っていることから、自分も使ってみようかな、でも使いこなせるか心配だなと思っている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事ではユーティリティーの特徴や種類、おすすめのモデルを紹介します。ユーティリティーを使ってみようと思っている方はぜひこの記事を参考にしてみて下さいね。
ユーティリティーとは、フェアウェイウッドとアイアンの中間に位置しているクラブです。
近年はアイアンが6番からのセットとなっていることから、3~5番といったロングアイアンに代わる新しいジャンルのクラブとして人気が高まっています。
ロングアイアンはちゃんと当たれば飛距離も出て、球も上がるのですが、特にアマチュアにとってロングアイアンがしっかりと当たる確率は非常に低いです。
ユーティリティーはミスショットに強いですし、ロングアイアンのように球も上がってくれるので、こだわりがない限りロングアイアンはバッグから抜いて、ユーティリティーを入れると良いでしょう。
ユーティリティーはアイアン型とウッド型に分かれます。
ユーティリティーといえば基本的にウッド型を指します。
フェアウェイウッドのヘッドを小さくした見た目のクラブですが、フェアウェイウッドよりもシャフトが短い点や、ソール部分が滑りやすいためミスのリスクが低い点が特徴です。
大きく厚みがあることから軽い力でも飛びやすい点や、スピン量が増えることから高い弾道となりやすく、初めてユーティリティーを使用する場合におすすめです。
アイアン型ユーティリティーはその名の通りヘッド形状がアイアンに似ており、ウッド型よりアイアンに近い感覚で打てることが特徴です。
アイアン同様、方向性を出しやすい点が強みで、フェアウェイウッドが苦手な人やライン出しをしたい人がよく使用しています。
ユーティリティーとハイブリッドは名称こそ異なりますが、ほぼ同じと考えて良いです。
「異なるものを組み合わせる」を意味するハイブリッドに対し、汎用性、応用性の高さを意味するユーティリティーは言葉としても似ていますね。
欧米ではハイブリッドと呼ばれており、性能や特徴はユーティリティーと同じですが、アイアン型ユーティリティーをハイブリッド、中間の形をレスキューなどと呼んでいるメーカーもあります。
アイアン型でもウッド型でも人気があるのは下記のようなメリットがあるからです。
・扱いやすい
・ボールが上がりやすい
・抜けが良く強い打球を打ちやすい
・活躍の場が多い
それぞれのメリットについて詳しく見てみましょう
ユーティリティーはシャフトが短いため取り扱いやすいです。
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例えば、6番アイアンとウェッジを比較すると分かりやすいですが、難易度で言えばシャフトの長い6番アイアンのほうが高いです。
ユーティリティーにも同じことが言えて、フェアウェイウッドよりはシャフトが短いため当てやすく、初心者でも十分に扱うことができます。
ユーティリティーはウッド型、アイアン型のいずれもボールが上がりやすいです。
ユーティリティーでグリーンを狙う際、必要なのは高さと適切なスピン量。しかし、アマチュアがスピン量をコントロールするのは難しいので、高さを出してグリーンで止めるしかありません。
ユーティリティーならボールが上がりやすいので、グリーンに残る確率が上がります。もちろんロングアイアンで打てばスピン量も加わって、よりグリーンで止まるのですが、難易度が高いです。
抜けが強いため、強い打球を打ちやすい点もユーティリティーのメリットです。
強い打球は単純に飛距離が出るということではなく、風の影響を受けにくいという意味です。風に負けない球を打てれば飛距離の計算も簡単になりますし、グリーンを捉えられる確率も上がることでしょう。
活躍の場が多い点がユーティリティーの大きなメリットです。
ティーショットはもちろんのこと、ロングアイアンの代わりになったり、ラフからでも打てますし、ユーティリティーならグリーン周りからアプローチショットを打つこともできます。
ユーティリティーを選ぶポイントは下記の3点です。
・ヘッドの形状
・ロフト角度
・フェースプログレッション値
それぞれについて見てみるとしましょう。
ヘッド形状によって弾道が変わってきます。ユーティリティーにはウッド型とアイアン型のヘッドがあるため、まずはどちらのユーティリティーを使いたいかを考えましょう。
メーカーによってロフト角は異なりますが、フェアウェイウッドよりロフト角が2~4度大きいもの、アイアンよりロフト角が2~4度少ないものを選びましょう。
ユーティリティーには、上から見た時にフェースがどのくらい出っ張っているを表す、フェースプログレッション(FT)値があります。
ウッド型だと数値が大きく、アイアン型だと数値が小さいです。数値の大きさは関係がなく、上から見た時の出っ張り具合がしっくり来るか来ないかで選ぶと良いでしょう。
2024年のおすすめユーティリティーを紹介します。これらのモデルは最新テクノロジーを駆使しているので、スコアアップに繋がると思います。
飛距離、高さ、方向性を兼ね備えた激飛なクラブで、8層のカーボンをクラウン部分に採用したことで軽量化に成功。また、低重心設計により、理想の高さでブレずにグリーンを狙えるユーティリティーです。
センターからオフセンターショット時のたわみを大きくすることで高初速エリアを拡大する「BiFLEX FACE」と、ソール内部のフェース下部を大砲型にデザインし、ソールを薄くすることで実打点付近のボールスピードが向上するNew「CANNON SOLE」で高く大きな飛びを実現したクラブです。
Qi10 レスキューはVスチールソールと、貫通型スピードポケットを搭載したユーティリティで、色々なライからでも振り抜きが良いのが特徴。また、ミスヒットをしてもボール初速の減少と過度なバックスピン量を抑えてくれる点もおすすめです。
ターゲットに向けて構えやすいウッド型で、ちょうど良い大きさのシェイプを採用。全番手にアジャスタブルホーゼルを搭載しているため、フェアウェイウッドやアイアンと合わせやすくなっている点も特徴です。
従来モデルよりもブレードを長くデザインし、深重心化と新しいソール形状が融合することで初心者にも易しいモデル。高初速による打ち出しを可能にし、長い距離をロフト角通りにしっかりと打つことができる点も特徴です。
剛性の低いエリアと高いエリアを交互に配置した4層構造の「REBOUND FRAME Mk II」が、スリクソン史上最大のボールスピードを生み出したことで、大きな飛距離と高弾道にてピンを狙えるようになりました。
フェース偏肉・周辺薄肉設計を進化させた高反発シャローヘッドを搭載したモデルで、反発性能が高いです。また、ヘッド、シャフト、グリップと全てを軽くしたことで振り抜きやすくなり、スイングスピードを更に高めてくれるユーティリティーです。
ヘッド内部に最新のAI H.O.Tフェースと、パワーブリッジを搭載したことでパワーのある高弾道を実現。また、長い距離が残ったとしてもグリーンを積極的に狙っていけるコントロール性能もあります。
ツアープロの意見をもとに開発され、クリークやショートウッドを使っていたツアープロがこのAPEX UWにスイッチしています。また、ロフト角は17度、19度、21度に加えて、アジアだけの展開で23度も用意されています。
ウェイトをヒール側に配置して捕まりを追求したモデル。右を恐れずに高弾道でやさしくグリーンを狙うことができます。また、フェースに施されたスリップレスバイトミーリングによってインパクト時の食いつきを強め、フェースの滑りを抑制してくれます。
ユーティリティーの特徴、種類、選び方やおすすめモデルを紹介しました。ユーティリティーを使いこなせるようになればプレーの幅が広がるため、本記事を参考に自分に合ったユーティリティーを見つけて下さい。
(写真:Getty Images)