ヴァルさんのクチコミ履歴
ヴァルさんのクチコミ
1〜30件/253件
-
藤倉コンポジット/スピーダーダイヤモンドスピーダー(2024)フジクラのジュエルライン新作。 スペックは4SR、ヘッドはステルス、長さは45.25。 私は普段、6Sで振動数260付近のドライバーを使用しているので、4SRだと明らかなアンダースペックなんですが、さてどうなるか。 見た目はブルーメタリックとシルバーの高級感あるカラーリング。デザインが格好いいですね。 ワッグルすると、グワングワンとしなります。 表記は中調子ですが全体的に動きますね。 スペックが柔らかい事もあるけど、全身がバネみたいなシャフトで、高初速が期待できます。 素振りをするとさすがに軽い。シャフトが50gを切ってるので、総重量も290gを下回ってるかもです。 ただ、大きくしなった分だけ、高速で戻ってくる。 頼りないというより、大きなしなり戻りを発生させやすい感じがします。 打ってみます。 こんだけ柔らかいのに、思ったほど遅れないです。 厳密には遅れてるんだろうけど、フェースが開きづらい感じですね。トルクを絞ってるからか、スペック以上のオーバースピードで振ってもそれなりに付いてきます。 例えば、頼りない純正SRシャフトとかだと、しなり戻りが間に合わず、フェースが開いてスライスするか、上から入ってスピン過多になるんですが、ダイヤモンドスピーダーはそれが起こりにくいです。 初速は明らかに速い。練習場の計測器でに数値ですが、自分がエースクラブより初速が2m/s程速い。 少しスピンが多いせいで飛距離自体はエースクラブと変わりませんが、このボールスピードは魅力的だなと。 4SRではなく、5Sや6Sを試してみたいと思えるシャフトでした。 飛距離重視の方、シャフトの力で飛ばしたい方、しなりを感じて打ちたい方などには合いそうです。 しっかりしたシャフトでハードヒットしたい人には不向きかもですね。 トルクが絞られてる分、多少アンダースペックでも受け止めてくれる気がします。シャフトのしなりを最大限に使える様に、1〜半フレックス落として使ってみるのも、面白いかも知れません。 参考になれば。2024/4/23(火)08:47ヴァル
-
キャロウェイゴルフ/X FORGEDX フォージド スター アイアン(2024)X -FORGEDのストロングロフトVer.です。 素材や製法も同じで、ロフトが立ってる事と、少しワイドになっている点が特徴です。 ターゲット層としてはアイアンに飛距離と寛容性を求めつつ、打感も妥協したくない方向け…でしょうか。 さて、実際に打ってみると、構えやすく、打感も良い。 球もそれなりに操れるのだけども…、簡単か?と言われると、ちょっと悩みますね。 まず、同じ素材、製法であるが故に、重心位置があまり低くなっていない様に思います。重心が低くない事でスピンは結構入りますが、ロフトが立っている事で、打ち出し角が一気に下がる。 そこそこパワーがないと球を上げられないし、止められないんじゃないかなと。低めのHSに方が飛距離を稼げるタイプのヘッドではない様に感じました。(そういう方のためにスター+が設定されているのでしょうが…。) シャフトの工夫でなんとかなる範囲だと思いますが、簡単に上がって飛ぶストロングロフトアイアンと考えない方が良いかもですね。 ・HSがそこそこあり、飛距離も打感も欲しい方 ・デイロフトで当てられない、入射角が浅い事で飛距離をロスしている方 こういうタイプの方には合いそうです。 参考になれば。2024/4/20(土)07:25ヴァル
-
キャロウェイゴルフ/X FORGEDX フォージド アイアン(2024)上質な鍛造セミキャビティアイアン。 小ぶりで高い操作性がありながら、寛容性も程々に持たせた、難しすぎないプロモデル。といった印象です。 昔はこういうアイアンが、各社のスタンダードモデルとしてラインナップされていましたが、技術の進化やニーズの変化で少なくなり、今は逆に真新しさを感じます。 基本、上級者向けですが、技術向上を望む若い方に、ぜひ使っていただきたい。 簡単なモデルを使っていたら気づかない、アイアンの技術を学べるアイアンだと思います。2024/4/19(金)14:53ヴァル
-
USTMamiya/ATTASATTAS MB-FW For Fairway Wood全体調子の様な中調子だと思う。 FWシャフトで悩んでいるなら、お勧めしたい。 振りやすく、癖が少なく、変な動きもしないが、拾う、上げる、飛ばす。と、シャフトの仕事はキチンとしてくれる。 捕まりも程よいので、ベーシックなシャフトに戻りたい方や、初心者から上級者まで幅広くお薦め出来る。 ターゲット層としてはアベレージ〜セミハードヒッター。 HS48以上出る方には、ちょっと頼りないシャフトになりそう。使ってるドライバーシャフトが60g台前半までなら、FWも流れ良く組めると思います。 参考になれば。2024/4/18(木)07:19ヴァル
-
USTMamiya/LIN-QLIN-Q BLUE EX(リンク)左を消せるタイプのシャフトで、結構ハードな仕様だと思う。 ヘッドはQi10MAXの10度だったが、ロースピン中弾道。普通に振ったら右プッシュ、しっかり捕まえて、ちょいドロー。という雰囲気でした。 中元調子らしい切り返しのしなり感と、インパクトで負けない先端剛性の高さ。ハードヒッターなら飛ばせるスペックだと思うし、コントロールしやすいシャフトだと思う。 反面、球を上げたい方、シャフトで捕まえたい、飛ばしたい方には不向き。初心者には扱いづらいというかオススメしない。 黒ベンタスやブラックTRなどの感触が好きなら試打してみても良いと思う。 最近、この手のシャフトはベンタス系の一人勝ち状態なので、対抗馬になり得るシャフトの登場は市場的にも良い事だと思う。 参考になれば。2024/4/18(木)06:35ヴァル
-
藤倉コンポジット/VENTUS24 ベンタスブルー24ベンタスブルーのレビューです。 簡単なスペックはこんな感じです。 シャフトスペック 6S カット前重量 65.6g ヘッド TSR2 10度(196g) グリップ ツアーベルベット(51.5g) 総重量 320g 長さ 45.25インチ バランス D2 振動数 255cpm 24ベンタス…、トゥエンティフォーベンタスって読むのかな? 格好いいけど長いんで、ニーヨンベンタスって呼んじゃいそうです。 デザインは前作の紺色から、マット気味の明るい青色に変わりました。 ツヤ消しでは無いけど、3分ツヤくらいでしょうかね。好感が持てる色合いです。VENTASの文字も中抜きになりましたね。 先端のVELOCOREの所に、丸で囲まれた+の文字。VELOCORE Plusって事で、新しい素材を使ってるみたいです。 打つ前に事前情報を入れたくなかったですが、先端は前作より硬くなり、中間部分のしなり感を強めているらしいです。 振動数は意外と低いんで、メリハリをつけてきたのかな?と…。 青ベンタスは、私的にはあまり得意なシャフトでは無いんですが、打ってみました。 まず、手元と先が硬いです。中間は動いているんですが、切り返しで溜まる感じが希薄ですね。(この手元の硬さが苦手 ) 特筆する点は、当たり負けにさらに強くなった点かな。 データを取りながら打ってましたが、打点が少しズレてもボールスピードが落ちづらい、揃ってる感じがしました。 ボールを弾き飛ばして初速を出すタイプのシャフトじゃないですね。スイングパワーを余す事なく伝えられるタイプのシャフトだと思います。 特性や捕まり感、振り感は前作とあまり変わらないです。 前作のマイナーチェンジ、ブラッシュアップって感じがしました。 私の場合、目隠しして打ったら、前作との違いがわからないと思います。普段から青ベンタスに慣れてる方が打てば、微妙なフィーリングの差を感じ取れるかもしれませんね。 5Sと、6Sで結構硬さが違うみたいなんで、購入時はご注意を。 この先、24ブラックが出れば、爆発的に売れそうな気がします。 参考になれば。2024/3/27(水)01:04ヴァル
-
キャロウェイゴルフ/APEXAPEX UW(2023)前作も購入しましたが、あまり使い勝手が良くなかったために売却。価格が下がり出した現在、今作の購入に至りました。 やわらかい打感、低めの金属音。ヘッドの安定性も高く、高水準なクラブだと思います。 しかしながら、特殊な作りになっているヘッドの為、購入する前には知識が必要です。 ・UT的な部分 ヘッド外観とヘッド重量 ・FW的な部分 ホーゼル径(UT用シャフトは入らない) 選べるシャフトがウッド系になる事から、リシャフト価格は高くなりがちです。 また、ウッドシャフトを使用しつつ、UTの重さにするためには、シャフト重量をある程度確保しないといけませんが、市場に出回るウッドシャフトで90g以上ある物は少ないです。 目的の重量がない場合、長めに作ったり、軽め硬めにしたり、少し工夫が必要。 また、重いヘッド重量に耐えるために、チップを大きくカットする必要があるため、シャフトの「おいしい部分」が活かしづらくなる。という、目に見えない欠点もあります。 このヘッドの特徴を活かせるシャフトが、まだ市場に少ない。と言えるかもしれませんね。 UTヘッドとして見た場合、ヘッド後方が伸びた易しい見た目をしていますが、ウエイト位置は前方。 高く上げるというより、スピンを抑える工夫が見えます。 チップの細いウッドシャフトを使うので、先端剛性が下がる分、球は上がりやすくなる傾向になります。ヘッドの性能で高い球が打てるというより、使用しているシャフトと相まって高い球が打てている。というのが私の認識です。 見た目や長さはUT仕様ですが、その実は「吹けにくいショートウッド」みたいな位置づけで考えた方が良いクラブではないかと思います。 FWで使用しているお気に入りのシャフトがあれば、それをスペックアップして、UWに入れてみるのも良いと思う。 リシャフトを前提で購入するなら、シャフトまでしっかり検討してから購入された方がよいでしょう。 その際、チップカット量や、重量などの選定が難しい部分もあるので、クラフトマンとよく相談しましょう。 クラブの知識が乏しいならば、普通のUTを買う方が無難だと思います。 もし、このUWを検討してて、シャフトのチップ径問題で行き詰っているならば、WAOWWのRV555-UTが、ほぼ同じ見た目と性能(音は違い、少し高めの金属音)ですので、そちらも視野に入れてはどうかと思います。 参考になれば。2024/3/13(水)11:51ヴァル
-
三菱ケミカル/テンセイテンセイ プロ ブルー 1Kスペックは60Sです。 素直に良いシャフトだと思います。 表記は中調子ですが、メーカーも謳ってる通り、クセのない全体調子で、高性能な純正中調子シャフトを振ってる様な感覚です。 高い打ち出し、吹けずに奥伸びする弾道。先端はそこそこ硬いんでしょうけど、それを感じさせない滑らかさがあり、手元のしなり感と軽い捕まり感で、気持ちよく振り抜けます。 シビアにヘッドコントロールしたい方には、ちょっとまったりしすぎてるシャフトかもしれませんが、あまり背伸びをせず、安定して運びたい方には良いと思います。 まったりとはいえ、よく動くシャフトなので、飛距離性能はかなり高いです。 強振すると少し左右に散る傾向はありますが、最近の三菱の中では、最も好きなシャフトですね。 唯一、残念なのが、見た目ですね。 デザインが悪いとかではなく、テーラーメイドが採用してる純正シャフト版のテンセイも、ほぼ同じ見た目なので一見して、カスタムなのか純正なのかわかりづらいですよね。(特にブルーと、今度出るレッドは…) そこまで気にする訳ではないですが、せっかく高いカスタムシャフト入れてるのに、所有欲が全くないのが残念な点かなと…。 カスタムモデルと、純正シャフトとの見た目の差別化は必要事項だと思うんですがね。 特に後追いでカスタムを出すならば…。 ちょっとボヤキでしたがデザイン問題は置いといて、性能面で満点をつけたいと思います。 参考になれば。2024/2/20(火)00:58ヴァル
-
三菱ケミカル/ディアマナディアマナ WBG430 10Kに挿して打ってみました。 スペックは63S。長さは45.25です。 白マナの後継という事で、元調子で左を消せる低弾道系、ロースピンシャフトだと思っていましたが、私が打つ限りは全く違う弾道結果でした。 打ち出し角がそこそこ高く、バックスピンがかなり入る上に…捕まる。 全然、思ってもみなかった弾道が連発して、高いドロー系なのに飛距離が全く出ない。 完全に吹き上がってる感じです。 ヘッドのせいかと思い、テンセイブルー1K 60Sに挿しかえて打ってみましたが、こちらは同じ高弾道ドローでもあまり吹かずに奥に伸びていく弾道。スピンが程よく抑えられてる感じでした。 練習場テストで、結構な数を打ちましたが、平均して15y。 MAX飛距離で20y以上の差が出る結果で、これは完全に合わないシャフトだなと。 正直な感想を言うと、「白マナらしくない。」 この一言に尽きるかなと思います。 これが良い方に働く方と、悪い意味になる方がいると思いますが、私は完全に後者の様です。 挙動としては、切り返しの手元のしなり感、タイミングの取りやすさはあります。この辺は白マナ感はあるんですが、先端側も動くから、捕まえにはいけない。 だから、そのまま上から入って、吹き上がるみたいな… 私も今まで多くのシャフトを打ってきて、それなりに打ちこなせる方だと思うのですが、これはちょっと難しいなと。 シャフトの良し悪しではなく、合う人、合わないがハッキリ出るシャフトかもですね。 新しい素材や製法を用いた新設計シャフトらしく、この値段での販売は実は破格らしいんですが…、良い素材を使ったからと言って、良い結果になるとは限らない。 本当にシャフトは難しい。 参考になれば。2024/2/19(月)02:37ヴァル
-
コブラゴルフ/DARKSPEEDDARKSPEED LS ドライバーダークスピードレビュー3機種目は、LSです。 過去、コブラはロースピンモデルには定評があります。 3機種レビューを書いてるので、デザイン等についてはダークスピードXの方を参考にしてください。 打ってみます。 X、MAXと少し打感が違います。硬いというか球離れが少し早い様な…? 引っ付いてる感じは、XやMAXの方がありましたね。 打ち出し角度としては、9度~12度と低め。スピン量は2400回転前後。少しドロップ気味です。 弾道としては、やや左に飛び出し薄いフェードです。 低弾道系のフェードが打ちやすい…と言うより、私のHSが足りないかもですね。LS系はパワーヒッターでないと、性能が出しにくいですからね。 総評 基本的にはパワーヒッター向けですね。 重心が浅い分、打ち出し角度が上がりづらいので、計測の際、ボールスピードやミート率は高く出やすいです。 ただ、暴れやすい面もあるので、パワーヒッター、もしくは一発の飛距離が欲しい方向けだと感じます。 ダークスピードに限った事ではありませんが、球を落ち着かせたいなら、XやMAXを選ぶ方が良さそうです。 参考になれば。2024/2/14(水)11:45ヴァル
-
コブラゴルフ/DARKSPEEDDARKSPEED MAX ドライバーコブラの新作ドライバー、ダークスピードレビュー2発目は、捕まり系のMAXです。 同じシャフトで3機種レビューを書いてるので、デザイン等についてはダークスピードXの方を参考にしてください。 打ってみます。 ヘッドがターンする力が大きく、かなり捕まり感があります。 打ち出しからやや左。そこから大きく左に曲がっていきます。 コースで打ったらOBだろうな…って感じです。 フェースが被って入ってる割には、打ち出し角はそこそこあります。11度~13度くらい。スピン量も2700付近で推移していました。 試打は3球のみです。明らかに合っていないので、フィッターがすぐにヘッドを変えた事もあるけど、捕まるクラブを振って左にミスしてると、それに合わせてスイングで逃がしてしまうので、3球でやめておこうと思いました。 打感的にはXとほぼ同じです。柔らかい打感と、すこし低めの音です。 総評 右を怖がるスライサーにはお薦めできます。良く捕まるし上がる。手元が先行して振り遅れてしまう方には補正してくれやすいヘッドです。 大型ヘッドで右にすっぽ抜けてしまう方にも、このヘッドは合いそうに思います。 Xとしっかり違いがあるので、十分に試打した上での購入をお薦めします。 参考になれば。2024/2/14(水)11:27ヴァル
-
コブラゴルフ/DARKSPEEDDARKSPEED X ドライバーコブラの新作ドライバー。 試打機会があったのでレビューします。 ノーマルのX、捕まり系のMAX、ロースピンのLSと3機種でのラインナップです。USにはツアー仕様の短尺モデルもある様ですが…。 ダークスピードの冠通り、全体をマットブラックで統一した渋めのデザインで好感が持てます。 丸型というより、三角形に近いフォルムで、キャロウェイのAi SMOKEとか、形的には近いかなと思います。 試打シャフトは純正のツアーAD6S。 詳細は知りませんが、特に癖がなく、しなりを感じやすい中調子って感じがします。 早速打ってみます。 しなりを感じやすいシャフトと、心地よい打感です。 音はうるさすぎず、打感は柔らかめです。音に関しては鳥かご環境が変わると反響も変わるので、外で打つと違うかもです。 弾道としては打ち出し角で12度~14度。スピン量は2600~2900の間でした。 3球打ちましたが、球がやや右に飛び出す点から、慣性モーメントが高い事が伺えます。そこからややドローがかかり、中央に戻ってくる様な弾道でした。 スピン量がやや多いのシャフトのせいもあると思うけど、キャリーとランのバランスが良い、ナチュラルドローが打ちやすい設計だと感じました。 総評 3機種の中では中間的な位置づけで、恐らく最も万人受けする設定でしょう。 高い慣性モーメント、軽い捕まり感、深く低い重心位置。 飛距離も寛容性も高水準なニュートラルなヘッド特性…と言った感じです。 コブラ社は宣伝が下手なメーカーなので、名前は知ってるけど使用者は少ない。日本では少しマイナー化してますが、性能面では外ブラ大手4社に一切引けを取りません。 他人と違うクラブが欲しい方、ダークスピードの見た目に好感が持てる方なら、一度手にしてみても良いかもです。 私はちょっと欲しくなりました。 参考になれば。2024/2/14(水)11:15ヴァル
-
テーラーメイドゴルフ/Qi10Qi10 ウィメンズ アイアンレディースアイアンのクチコミはあまり無いので、書かせていただきます。 当方、男性ですが女性のHSに落として振った上での感想です。 昔から、レディースアイアンの中でもテーラーメイドは、ハードなクラブを用意しています。 このアイアンもシャフトが「TM40」とありますが、実際にはLフレックスもAフレックスも、重量が50g台後半。総重量が7番で345g以上。 これらは、他社のレディースアイアンに比べると、ワンランク以上ハードなスペックで、過去に他スポーツの経験を持つアスリート系女子ゴルファーをターゲットにしているのでしょう。 ちなみに、過去モデルM4、SIMも似たようなスペックです。 実際に打ってみます。 試打はAフレックス。ワッグルするとしっかりしており、女性物と思えない印象があります。シャフトが短い事もありますが、シニア向けのアイアンのRスペック相当はありそうな感じがしました。 シャフト重量がある割に、バランスは軽めなので、振り抜きやすいんですが、シャフトの動きが、ややわかりづらいです。 Aフレックスはかなりしっかりしてて、ハリ感があります。 HS30前後で振ってみましたが、粘り気、しなり感を感じづらかったです。 ボールがやや上がりづらく、前には飛ぶものの、上には浮かない。打ちだし角が低く、スピン量も少ない中弾道ライナーが頻発します。 飛距離面で有利さはありますが、ボールを止めることは、非常に困難なアイアンだと思います。 総評 表記は7番アイアンでも、ロフトは28度と超ストロングロフト。 それに加えて、長さは女性用なので36.25インチ。 これを男性用モデルに置き換えると、6番アイアンのロフトを9番アイアンの長さで打っている状態と同じになります。 低重心ヘッドだとは言え、シャフトのアシストがないと、打ち出し角、スピン量とも稼ぎづらく、とにかく高さが出しにくい。 正直、これは難しすぎるのでは…?と感じました。 もし、検討されるのであれば、この辺りも含めて検討された方が良いと思います。一般的なHSの女性(ドライバーHSが35前後)であれば他社のモデルを薦めます。 参考になれば。2024/2/13(火)12:11ヴァル
-
ロイヤルコレクション/BBウェッジダフリに強いと噂のウェッジです。 工房に試打モデルがあり、面白そうなコンセプトだったので、作ってみましたのでレビューします。 見た目。 構えると一見、普通のプロモデルウェッジです。 ストレート気味のリーディングエッジ、やや丸目のフォルムに、フェースミーリングが施されており、お助けクラブって感じはしません。 普段、ボーケイを使ってますが、違和感なく構えられます。 バックフェースデザインは、うるさすぎず…といった所です。 ソール側には深い溝、そこからほぼ直角に飛び出たソールがあり、これがダフリに強い理由らしいです。 その理屈はHPで確認してください。 打ってみます。 練習場のマットの上では、非常に滑ります。 抜け感がよく、大きめにダフっても抜けてくれる印象です。 今度は芝の上で色々打った感想です。 ・フルショット〜ピッチショット。 スピンはそこそこに入るし、ダフる事に関しても寛容だと思います。ヘッドスピードが出ている状態だとこのソール機能は活かしやすいと感じました。 ・グリーン周り 短いショットでヘッドスピードが落ちると、ソールの機能は活きなくなる気がしました。 ラウンドソールでない事が、難しさを生んでるのかも知れません。ロフトを立てたりすると刺さりやすくなるし、ハンドレイトすぎると跳ねる感じも出てくるので、操作に対する汎用性は高くないかなと感じました。 ライ(傾きと芝目)とアドレス(ハンドファースト、ハンドレイト)がキッチリ合えば、刺さらず抜けるは、体現できます。 ・バンカー フェースを開かず打つと効力を発揮します。 地面に当たった際、下ではなく前に進もうとする力が発生する為、硬いバンカーはそのまま打てば、球を拾いやすいです。 フカフカの場合は、多少開く必要があると思います。 ・総評 お助けクラブではあるが、魔法のウェッジだではないので、ソール機能に過度な期待はしてはいけません。 普通に扱ってミスした際に、「助けてくれるかも知れない」程度で考えておく方がいいでしょう。 プロモデルウェッジ使用者でも、特に違和感なく使える点は高評価できます。 ただ、開いたり閉じたり、立てたり寝かせたりと、操作を入れて操りたい方には向かないと思います。 いつも同じ様に構えて、アプローチをシンプルに打ちたいのであれば、検討してみても良いかも知れません。 参考になれば。2024/2/5(月)11:29ヴァル
-
テーラーメイドゴルフ/Qi10Qi10 MAX ドライバー試打してきました。 スリーブが過去モデルのステルスなどと同じなので、新作試打の状態からカスタムシャフトが試せる時代になったのは良い事ですね。 テーラーの2024モデルとなるQi10シリーズ。MAXはその大慣性モーメントモデルです。 10Kと宣伝されてる事から、PINGのG430 10Kの対抗馬ですね。 同じ10K…という言葉。密約でもあったんですかね…。 見た目から。 まず、デカいですね。G430 10Kそうでしたが、460cc以上に感じます。 このMAXは今までのテーラーメイドのモデルとフォルムが大きく違います。 洋梨っぽい感じは薄れ、丸型ヘッド。重心を少しでも後ろに…という感じが現れてます。 クラウン部分は、パッと見ると光沢ブラックです。よく見るとカーボンなのですが、ちょっとクラシカルな感じになりましたね。 ポンっと置くとフェースは開かず、まっすぐ向きます。 トップラインのフレームがなくなり、青色のカーボンフェースとの境には、白色のラインが引かれています。 ストレート弾道を意識させる作りです。 キャロウェイ、PING、テーラーの大手外ブラが揃って新作を出しますが、完全新作なのはこのQi10だけなので、ガラッと変えてきたな…という印象です。 打ってみると、かなり易しい作りなのでは??と感じました。 捕まりがよく、スピン量も多め。ドローでも3000回転を越える弾道が多かったですね。(ベンタスブラックだと流石に3000以下でしたが。) G430はハードヒッターでも扱える仕様に感じましたが、こちらはアベレージヒッターが易しく飛ばせる感じがします。 3機種出ますから、ターゲット層を分けているのかもですね。 十数球打ちましたが、ドローの傾向が強いです。ヘッドが自然にターンしてくれて、良い意味で超大慣性モーメントらしさをあまり感じないですね。 打感としては、少し硬めかな…と。違和感があるほどではないですが。 総評として、MAX、ノーマル、LSと打ちましたが、全てにおいて「易しめの設定」というのが印象的でした。 大慣性モーメントながら、あまり右に抜ける感じはせず、捕まりを意識したモデルだと感じます。 スピンが結構入るので、アッパーに当てられる方や、スピンを稼ぎづらい方には合いやすそう。大慣性モーメントドライバーはターンさせづらい。と感じるアベレージヒッターから、女子プロ、女子アスリートにまで、ハマりそうなスペックだなと感じました。 参考になれば。2024/1/20(土)18:42ヴァル
-
藤倉コンポジット/スピーダーTR ハイブリッド発売からしばらく経ってますが、良いシャフトだと思います。 満点を付けます。 マットブラックな渋めのカラーリング。 ドライバー系のSPEEDERと同じく、SPEEDERの文字がちょっと派手すぎますが、青っぽく光沢感のある色合いはカッコイイと思いますね。 シャフトの特性としては、硬めでハリがあり、しっかり感が強い。振動数以上に硬く感じます。 UTは捕まると事故(OBやトラブル)になりやすいが、このシャフトは左に行かないのが最大の特徴。 先端が硬く、ヘッドのインパクトロフトが変わりづらい為、縦の操作性が高めです。 同時にスピン量を抑えられる事と、打ち出し角度を上げる補助も少ないので、自分で球を捕まえて、上げられる上級者向け。 左に打ち出せるフェーダーと相性が良さそうですが、スライサーや初心者は敬遠した方が良いでしょう。 変な動きをしないシャフトの為、ヘッドの特性がまともに出ます。ハードなUTヘッドと組み合わせると難しくなりすぎる面もあるので、易しめのヘッドと組み合わせた方が扱い易いかも知れないです。 扱い慣れれば、安心感が極めて高いUTシャフトだと思います。 左へのミスで悩んでるなら、一考の余地あるシャフトです。 参考になれば。2024/1/20(土)07:35ヴァル
-
キャロウェイゴルフ/PARADYMパラダイム Ai スモーク トリプルダイヤモンド ドライバー試打してきました。 「パラダイム シフト」「AI 」「SMOKE」、と、キャロウェイらしい増し増し感のあるネーミングですね。 SMOKEは、俗語で「煙が立つほどに速い」との意味で、ボールスピードの速さを強調しているネーミングでしょうか。 まず、見た目から。 投影面積、サイズ感は前作とほぼ同じですね。 フェースとクラウン部分の境目にフレームを設け、カーボンクラウンになってる点も同じ。 色味は青から変更され、グレーっぽいカラーリングになりました。ソール部分は白っぽい柄、写真より白く見えます。 全体的に煙を意識している様なデザインです。 試打を始めました。 ポンと置くと、ヘッドは少し開きます。 最近打ったG430 10Kが開かない作りだったので、ここはちょっと残念かな。 打っていて、最初に感じたのは打感の硬さ。 硬質感が強く、トップした時の様な感触です。 ローグST以降、キャロウェイドライバーの打感はどんどん硬くなってますね。 弾道はロースピンモデルらしく、低い打ち出し、超低スピン。私の打ち方ではスピンが2000を超える事はなかったです。 ボールスピードは速いですが、打ち出し角が低いので、その影響もあるかなと。 総評です。 個人的には前作より、価値を感じられない出来です。デザインがうるさい割に格好良くないし、打感がとても硬い。飛距離性能は低くないので低評価までは行かないものの、前作パラダイムを所持してるなら変える必要はないと思うし、新規で買うにしても、他社モデルを検討した方が良いと思います。 参考になれば。2024/1/16(火)09:08ヴァル
-
ピンゴルフ/G430G430 MAX 10K ドライバー量販店に試打スペックが入ってきたので、打ってきました。 今年はPINGもテーラーも「10K」と称された、超大慣性モーメントが流行となりそうですね。 見た目から。 デザイン的にはG430を踏襲ですね。 新作というより、派生モデル。過去に出たG400 MAXと同じ様な感じでしょうか。 クラウン部分はLSTと同じカーボンクラウンです。 構えてみると…デカいですね。 カタログ上は1%とか2%の差らしいですが、460CC以上あるんじゃないかと思える投影面積と、シャローフェース。 明らかに上がりやすく、曲がりづらい。そんな印象を受けます。 打ってみると、最初は大慣性モーメントらしい、やや右プッシュの弾道、ヘッドが回りづらく、振った方向にそのまま飛んでいくような感じです。 寛容性に関しては、過去一番じゃないでしょうか。 インパクトスローカメラで見ても、衝突時にヘッドが一切ブレない。トゥ気味で打っても全くブレない。当たり負けしづらく、弾道への影響も少ないので、寛容性の高さは素晴らしいです。 当然、意図的に曲げることは難しく、捕まえに行っても、ちょいドローさせるのが精いっぱい。 大きなミスをすれば、曲がらない訳ではないだろうけど、極めて曲がりづらいドライバーだと感じました。 バックスピン量に関しては、私が打った範囲で2100~2400程度。上下の打点ミスに対しても強く、縦にも横にも、とにかく曲げづらい。ってのが印象的でした。 打感に関しては G430とほとんど同じに感じました。 ちょい硬めですが、許容できる範囲かなと。 飛距離に関しては、正直、普通です。 初速性能はがあまり高くないです。スピン量も打ち出し角度も悪くないのに、飛距離に反映されない。 元々、PINGはMAX飛距離より、MAX寛容性が生む平均飛距離って感じですし、一発の飛距離が欲しい方は他のモデルでも良いかもですね。 総評として、とにかく直進性を求めるなら、買いですね。 多少のミスを寛容する易しさと、超大型ヘッドの安心感。 ドライバーはフェアウェイに運んでればOKという方には強い味方になります。 反面、球を操りたい方にはNGですね。 「曲がりづらい」というのは良い事に聞こえるけど、これはギア効果が出にくいモデルだと思います。 振った方向にそのまま飛んで行く為、右や左に行ったまま、返ってこない、なんてことも…。 スイングタイプ的には、フェースをシャットに使うタイプに合いやすく、開閉を多く行う方には扱いづらいかもしれません。 易しいとはいえ、回頭性が悪い分、スライサーには合いづらいかなと思えます。捕まえたいならSFTでしょうね。 430MAXからの移行であれば、すんなりと扱いやすいかもですね。 個人的に、買ってみようかなと思えるヘッドでした。 まだ、Qi10や、Ai SMOKEなどの注目モデルを試打していないので、それらを打ってからの判断になりますが、「これだけ寛容性があれば、ティショットのプレッシャーは間違いなく下げられる。」と感じられる製品でした。 参考になれば。2024/1/12(金)10:29ヴァル
-
ダンロップ/ゼクシオ エックスゼクシオ エックス ドライバー(2023)「ゼクシオ」と言う名前なので、アスリートユースは敬遠しそうですが、試打する価値はあるクラブです。 まず、見た目。 大きめの投影面積からくる安心感と易しそうな見た目に国産らしい丸型ヘッド。 そのフォルムが素晴らしい。 ホームページの写真とかではわかりにくいが、程よい丸みが良いですね。 ソール部分はスッキリしてて、後部にウエイト。地面に置いて、グリップを上下に動かして座りを変えても、スクエアラインが変わらない辺り、よく作り込まれた形だと思います。 鳥籠での試打だけど、打感、打音は少し硬めかな。 ゼクシオみたいな高い金属音ではないが、球を潰す様な渋さ溢れる低音でもない。 ゴツんとした感じはテーラーメイド系にちょっと近いかな。 この辺りは、もうちょっと改善出来そうな気もします。 寛容性と飛距離性能は高く評価できます。 打ち出し角が高く、捕まり性能が高い。9.5度でも十分に上がる為、リアルロフトは多いのかもですね。 ハイドローが打ちやすい事で、スピンも多く入らないので、飛ばしに必要な要素は、しっかり装備されている感じです。 また、寛容性に関してもかなり高いと思います。打点がズレても球筋と初速が変わりにくいし、打感も変わりづらい。 どこに当たってるかわかりにくいから、上手くなる為のドライバーではないけども、寛容性としてはかなり高く、まるでPINGみたいなドライバーだな〜というのが感想です。 総評として、初級者〜セミアスリートが扱い易い仕様に仕上がってると思います。 HS45程度でもヘッドは余裕で使えます。シャフトは変えないといけないかな。 易しく飛ばしたいなら試打をしてみる価値はありますよ。2023/12/4(月)20:51ヴァル
-
テーラーメイドゴルフ/TP TRUSSTP リザーブ トラス M3TH パターパターは好みの要素が強いので、クチコミを書くのも難しいんですが、久々に購入したので一応。 やや、短めの33インチ。センターシャフトではなく、クランクネックのタイプにしました。 センターシャフトと最後まで悩みましたが、トラス部分とシャフトが繋がってる感じが馴染めなかったです。 少しオフセットがある方が、私は構えやすかったので、こちらを選びました。 6万オーバーで基本、値引き無し。というのは、限定とはいえ、なかなか攻めた価格ですね。 テーラーメイドは種類も本数も数が出るので、「限定」であっても、あまり所有感は湧きません。 性能面だけ素直にレビューします。 構えた感じ、2本のライン幅が絶妙でアライメントが取りやすく、ボールを出すべきラインも意識しやすいです。 トゥ、ヒール側に厚みを持たせている事で、打点ズレへの寛容性は高いと思います。 打感については、削り出しノンインサート+溝で、しっかりとしながら、硬すぎない打球感。深めに切られた溝は早めに順回転させる事にも一役買っているんだろうと思います。 本来、ややトゥハングになるネックタイプですが、グリップ変えてしまった事もあり、ほぼフェースバランスになりましたが、カタログ上ではトゥハング角は11度です。 純正のシャフトは少し変わっています。 スチールですが、初めて見るタイプのシャフトで、スリットの様なものがあります。おそらくシャフトに動きを増やして、カーボンシャフトの様なイメージに近づける工夫だと思います。 この辺りが特別仕様らしさですが、その内テーラーメイドのパターに標準採用されるのでしょうか。 グリップはラムキン製です。同社のDEEP ETCHEDの特別版かな。ラバーでこちらもスリットが多く入っています。 私は細いグリップは苦手なので、変えてしまいましたが。 ソールウエイトは5gが2個。 軽い方への調整があまり効かないので、あまり軽いグリップは使いづらいですね。バランスなどはしばらく使ってみて調整です。 総評として。 削り出しで高級感がありながら、トラスや新しいシャフトなどの技術を盛り込み、安定性を高めたマレット型パターといった所です。 個人的にはこのラインアライメントは好きですし、形状も好きです。 値段はお高いですが、良い買い物だったと思います。2023/11/18(土)03:21ヴァル
-
藤倉コンポジット/TRAVIL(トラヴィル)アイアンシャフトスペックは115Sです。 ヘッドは5鉄26度の軟鉄鍛造アイアン、練習場、ラウンドを経てのレビューとなります。 まず、デザイン。 マットブラックをベースにシルバーと緑が配色され、近未来的な格好良さがあります。 トゥーロンパターみたいですね。 塗装の質感が少し変わってて、ゴムっぽい手触り。マットな色彩とマッチしています。 ただ、クラブを出し入れする際、アイアンはクラブ同士が擦れる機会が多いので、耐久性は大丈夫なのか、ちょっと心配です。 ワッグルすると、グイグイとしなります。 115gのSシャフトとしては柔らかく感じますね。振動数は低そうです。 しかし、打ってみると頼りない感じはしないです。しっかりしなるが遅れない。シャフトがしなりを持続したまま、インパクトを迎える感じで、ヘッドが同じ向きでいる時間が長い。 デイロフトで当たりやすく、低めの打ち出し、高スピンによる高弾道、大きめの落下角。 そんな弾道になりやすいシャフトだと思いました。 ただ、強振するとさすがに先が走って捕まりますし、スチールの感覚でコントロールショットを打つと、ちょっと飛ばないかな。 ラウンドで、コントロールショットを打つと、スチールの時よりショート気味です。 復元力の高いカーボンシャフト故の事象なのか、トラヴィルの特性なのか、季節の変わり目の時期だからなのか、この辺りはもう少しテストが必要だと感じました。 打感に関しては軽くなります。 スチールらしい球を押しつぶす音や手応えは希薄になり、鋭く軽快な打球感になります。この辺りはカーボン独特の感触です。 今回はノーマルロフトに近いアイアンに挿しました。デイロフトになりやすい特性があるので、少しバウンスがあるアイアンで使う方がマッチしやすいかもですね。 実験してみないと分かりませんが、バウンスの少ないストロングロフト系だと、抜けづらくなる可能性もあるのかも? これが、今の私の見解です。 総評として、アイアン用カーボンシャフトとしては秀逸。重量帯の豊富さと、癖のない動き方、幅広い層に受け入れられるシャフトだと思います。 飛距離性能も悪くない、ボールも止まる、アイアンシャフトのハイエンドモデルだと感じました。 問題はコスパですね。ミスが消える魔法のシャフトではないし、+10yd飛ぶとかではありません。 スチールから変えて失うものもあります。重厚な打球感や、コントロールショットやインテンショナルなど、操作の安定感についてはスチールの方が、まだ上だと判断しました。(慣れかもですが…) それらを踏まえて検討されてみてはどうかと思います。 参考になれば。2023/11/16(木)08:02ヴァル
-
タイトリスト/T-SERIEST150 アイアン(2023)感性に訴える部分と、機能を上手く融合させたアイアンだと思います。 打感は極上とまでは言いませんが、十分に心地良く、音も渋め。軟鉄鍛造らしい手応えで、余程のこだわりがなければ許容できる範囲です。 機能面で言えば、Sロフト(ストロングロフト)である為、飛距離面で若干有利ですが、T100とのうち比べだと、約5yの差。 Sロフトの割には飛ばないが、その分しっかりスピンが入る。 アスリートユースを前提とした作りです。 操作性もあり、左右高低の反応も良い。寛容性はほどほど。 イージーにアイアンショットを打ちたいのであれば、T200を推奨しますが、打ち応えあるアイアンが欲しければT150を薦めます。 良いアイアンではあるものの、ネックは価格かな。 為替と物価の影響もあるのでどうしようもないが、吊るしでこの値段の価値は無いかな。 割引や下取りなどで安く手に入るなら、購入検討するがタイトリストのアイアンは吊るしの品質精度が良くない上に、複合アイアンは所有感が高くない事を考えると、国産大手のアイアンか、少し追い銭して地クラブ…など、他の選択肢を考えてしまう。 異素材ハイブリッドアイアンとしては、熟成されてきた感のあるTシリーズではあるが、順調に売れるには価格の壁が高そうだと感じました。2023/10/7(土)10:10ヴァル
-
ブリヂストンスポーツ/BRIDGESTONE GOLF TOUR BB2HT ドライバーんー、5点かな。 シャフトのせいもあるけど、よく上がるし、捕まりもいい。 ボールスピードは並だが、安定性は高い。 低スピン性能も程よく、打感も柔らかめで安定したティショットは打てそう。 ただ、デザインに関しては酷評です。 フェースや、カーボンクラウンとフェースの継ぎ目…、テーラーと同じ様なデザインですね。 機能的な事もあるんだろうけど、二番煎じ感が強くて好きになれない。 構えててテーラーのドライバーにしか見えないし…。 ソールも地味…というか、正直、格好良くないです。 渋くシックに作り上げるのか、デザイン性を前面に出すのか、どっちかにベクトルを振った方がいいんじゃないかな。 テレビ映えを気にしてか、ソールのトゥ部分だけ「白にB」を配色してますが、これがダサいです。 「所有者のためのデザイン」ではなく、「宣伝のためのデザイン」に見えてしまう点が、大きなマイナスですね。 せっかく良いドライバーなのに、デザインで損してるなぁと感じます。 性能面は悪くないです。 ただ、いまいち魅力を感じないのは、良くも悪くも「まとまりすぎてる」からかもしれない。 良く言えば欠点がない。悪く言えば特徴がない。 飛距離、寛容性、操作性…、ドライバーに求める性能は人それぞれですが、このドライバーより優れた他社の物が、すでに店頭に並んでるだけに、あえてコレを選ぶだろうか…?と、思った試打でした。2023/9/15(金)19:53ヴァル
-
USTMamiya/ATTASThe ATTAS V2スペックは6S。 前回、6SXでオーバースペック気味だった為、少し落としてSにしました。スペックを落とす事で、シャフトの性格が現れやすくなったかなと思います。 しなり感としては、走って鋭く弾くタイプではないです。全体的にマイルドでありながら先は硬め。 当たり負ける感じは無く、芯を食えばしっかりと球を押して、力の乗った強い球が打ちやすい感じがあります。 強く捕まる訳でもなく、右に逃げる感じでもない。 良くも悪くも振ったなりの球が打てるのが、このシャフトの良さだと思います。 ヘッドの特性を活かしつつ、シャフトが悪さをしないです。 このシャフトで球が左右に散らばる場合は、シャフトスペックが合っていないか、打ち方が悪いか、ヘッドを見直す方が良いと思います。 飛ばない訳ではないが、特段に飛距離が出るタイプのシャフトでは無く、安定系のシャフトなので、ボールスピードとしては普通程度かな。 一発の飛距離より、高さやバックスピンを安定させて平均飛距離を稼ぐタイプで、実戦向きだと思いました。 総評として、あまりクセが無いので面白みに欠け、人によっては飽きやすい、つまらないと感じる面もあるかも知れない。 しかし、変な動きはしないので操作しやすい事、ミスの原因が追及しやすい事などを考えると、優秀なシャフトだと感じます。 スタンダードなカスタムシャフトを求めるなら、試打してみる価値はあります。 当初はやや上級者向けだと思っていましたが、オールマイティなレベルの人に合いそう。 特に、自分の技術を磨きたい上昇志向な方にはお奨めですね。2023/5/25(木)01:13ヴァル
-
藤倉コンポジット/VENTUSベンタス TR ブラックシャフトスペックは5Sです。 ヘッドはTSR2 10度 315g 45.5インチ D3.5 振動数は未計測ですが、恐らく260~265cpmの間だと思います。 50g台のSシャフトとしては非常にハードで、これがベンタスブラックTRの中では、最もライトスペックだと言うのだから、このシャフトが如何にハードな位置付けなのか、よくわかります。 弾道的には低弾道のライナー性の打球が打ちやすく、スピン量も少ない、正に強弾道が打ちやすいシャフトですね。 ヘッドを上に向ける動きをしないので、打ち出し角が稼ぎづらい点や、初速が出しづらい点などを考えると、飛距離をプラスアルファしてくれるタイプのシャフトでは無く、弾道を安定させるタイプのシャフトです。 特徴としては、元調子の割に、意外と捕まる所です。 ただ、スライサーが使えるシャフトではないと思います。 ドライバーシャフトに何を求めるかにもよりますが、飛距離が欲しい人はお薦めしません。 あくまでも安定系でコースマネジメントを重視する方、フェアウェイを狙い撃ちしたい方には合いそうな感じです。 適応は、5SでもHS45くらいはあった方が良いと思います。 アフターマーケットシャフトの中でもかなり硬い部類で、0.5~1フレックス位硬い。といった感じです。 同じ元調子のディアマナPDの60Sや、同じ50g台のジアッタス5Xより、このベンタスブラックTR5Sの方が硬いです。 私の場合、硬いシャフトなのは最初からわかっていたので、少し長めで組んで、しなりやすくし、グリップ重めにしてバランスダウンを狙いました。 それでもD3.5。欲を言うと、もう少しバランスを下げたい所ですが、ヘッドを軽くするとシャフトが硬いだけに、しなりが減ってしまう…悩ましいですね。 HSは45~47位ですが、もしかしたらオーバースペックなのか?と思ってます。 色々トライしてみて、ベストな形を探していく事になりそうです。 参考になれば。2023/4/21(金)18:30ヴァル
-
タイトリスト/T-SERIEST200 ロングアイアンT200のロングアイアンです。 ユーティリティ枠扱いになってますが、中身はただのT200の4番アイアン だと思います。 厳密には何か相違点があるかもですが、実物を見ても、T 200アイアンとの違いがわからないです。 性能面もT200同等だと感じます。 …で、意味がわからないのが、標準シャフトの設定と価格の設定です。 まず、60gのカーボンシャフトしか標準設定がありません。 そもそも、ロングアイアンを入れようと思ってるプレーヤーが、60gカーボンのSシャフトでユーティリティを使う事は稀だと思うんですよね。 T 200アイアンでも採用されてるカーボンシャフトでバネ感、弾き感が強いシャフトだけど、アイアンでカーボン選ぶ人の場合、このロフト帯は大抵、ウッド型UTやショートウッドを選ぶんじゃないかな? どのユーザー層に向けて、この設定にしたのか?が全く意味がわからないと感じます。 もう一つは価格です。先述した通り、これはただのT200のロングアイアンだと思うんです。ー 普通のT 200アイアン(5鉄〜W)は単品アイアンで26,400円だけど、T200ロングアイアンは44,000円です。 この約18,000円の差の意味が全くわかりません。 シャフトを抜いてみたけど、ヘッドの重量もT200アイアンの流れだし、ホーゼル内も至って普通。 一体何が違うの??って思っちゃいます。 ちなみにUSモデルだと、普通にT200の4番アイアンが買えます。 ヘッド単体としては悪くないけど、販売されてるひとつのクラブとして評価するなら、高い得点はつけられない。 無駄に高い為、コスパは1、シャフト設定を含めて、総合評価としては3ですかね。 これが、T200アイアンに近い値段で買えて、標準で80g位のシャフトやスチールシャフトの設定があるならば、総合評価は6点だったと思います。2023/4/18(火)08:34ヴァル
-
デザインチューニング/VECTOR EX飛距離特化性能をウリにした、デザインチューニングのオンライン販売専用モデルです。 購入スペックは50X。このシリーズは少し軽めな設定(50Xで54g)なので、60Sや60Xでも良さそうでしたが、飛距離性能を比較する為、今のエースシャフトと近いスペックを選びました。 装着ヘッドはTSR2の10度。ポジションは基本のA1。 45.25インチ、総重量309g、D3.5です。 ・デザイン 最近のシャフトはデザインが派手でうるさい物が多いですが、これは秀逸です。 黒いシャフトの中央に、シルバーとブルーを配色し、非常にセンスが良いし、スペック表記のフォントも格好いい。 「デザインチューニング」の名前に恥じない仕上がりで、このデザインだけで使いたくなる程です。 ・フィーリング 基本的には先中調子です。ワッグルすると先端に近い部分がかなりしなって「本当にXなのかな?」って思います。 でも、振ってみると、手元側が硬い感じはせず、全体的にややマイルド。全体調子でありながら先は強烈に走る。と言う印象です。 最近は低スピン化と入射角の安定させる為に先端剛性を上げてヘッドの性能を活かそうとするシャフトが多いですが、このシャフトは先がしなって、ヘッドが走って、ボールを弾き飛ばす。そんなシャフトだと思います。 ・弾道 捕まりがよく、初速がかなり出るので、1発の飛距離は期待できます。 ただ、悪い言い方をするとちょっと暴れます。 気持ちよく振れたつもりでも、右プッシュ、高弾道ドロー、強めのフックと、結構散りましたね。 スピンもかなり入るので、弾道を安定させるのは、ちょっと難しいと感じました。 シャフト自体が鋭く動いて、捕まえてくれるので、ややハードなヘッドの方が、最大限に性能を活かせそうですね。 ・総評 デザイン、フィーリング、飛距離性能は素晴らしい。 「ドライバーは飛距離だ!」という方は、買って色々試してみても良いんじゃないだろうか。 オンライン専用なだけに、試打が一切できないモデル故、購入はギャンブルになるのが欠点かな。 振動数は少しだけ低めですが、硬すぎると性能が活きないので、スペック選びは慎重に検討した方が良いです。2023/4/15(土)01:15ヴァル
-
タイトリスト/プロV1プロV1x(2023)前作に比べ、硬くなった様な気がする。 パッティング時の音がカチッとしてて、良く言えばソリッドなフィーリング。悪く言えば、弾く様な硬さを感じます。 カバーが硬いのかな。 既に完成度の高いボールなだけに、性能面での進化が難しく、フィーリング的な変化をメインにしたのかも。 私の仲間内では賛否両論だけど、個人的には前作の方が好きでしたね。 マークダウンで買い溜めした分を大事に使う事にします。2023/2/20(月)21:03ヴァル
-
タイトリスト/T-SERIEST200 アイアン(2021)長らく軟鉄鍛造のセミキャビを使ってましたが、初めて中空ストロングロフトアイアンを買いました。 発売当初に試打した時は、あまりいい印象を受けなかったのですが、易し目のアイアンを探して多くのモデルを消去法で消していく内に、ミズノプロ225と悩み、こちらを選択しました。 まず、簡単です。 普通に振ったらややドローで捕まりが良いし、楽に上がり、T100より半番手くらい、飛びますが、飛びすぎる訳でもない。 十分な打ち上げ角度による高弾道に加え、適度なスピンが入ってるので、通常のグリーンであれば、余裕で止められる弾道だと思います。 操作性に関しても、曲げられるけど曲がりすぎない。普通に打ってドロー、コスりに行ってややスライスって感じです。 薄めのドロー、フェードが打ちやすく、普通に打つだけであれば、何の問題も感じないです。 逆に難しいと感じた部分は、縦距離の制御です。 ドローとフェードの縦距離の差が結構大きいなと感じました。T100の時はドローで打っても、フェードで打っても、少しの差しか無かったけど、T200はしっかり差が出ますね。 ドローだと強い球で前へ、フェードだと大きく上がって上へ…って感じです。 慣れが必要だと感じました。 打感は構造上、仕方ない部分だと思います。 吸い付く感じではないし、ベチッって感じの感触です。 良いとは言えませんが、打感を重視するなら、複合素材や中空などの機能性アイアン手を出さず、クラシックアイアンをお勧めします。 総じて、実戦力は高いんじゃないかと思います。 ソールも広く、ラウンドしているので、日本の土に合いそうですし、やや手前から入っても滑るので、ダウンブローで打ってもスイープで打っても、大きな差になりにくい寛容性があります。 ただ、フェード、ドローで縦距離の差が出やすい部分だけが懸念材料かなと。 この辺は実戦を重ねて、これから確認していく項目です。 上を目指す初、中級者。スコアを安定させたい、リスクを下げたい上級者。 どのレベルでも使えるアイアンだと思います。 HSが速くても使えるヘッドですが、純正シャフトが総じて緩いので、リシャフトは必要です。2023/2/8(水)13:00ヴァル
-
タイトリスト/TSRTSR2 ドライバー総合点がとても高いドライバーです。 ケチをつける所が無く、妥協できる範囲に全てが整ってますね。 投影面積の大きさから感じる易しいイメージを、裏切らない性能面。 適度に捕まり、充分に上がる。スピンも適量で幅広いヘッドスピードに対応できるし、ハードヒッターだから使えないという事はないです。 寛容性の面は、打点が上下にズレても強い。下めで当たっても上がるし、上目で打つとぶっ飛ぶ。ヒールトゥに関しては、ヒール側は強いけど、トゥ側はやや弱いかな。 ヘッドが大きく捕まるモデルは、重心位置をヒール側に寄せたり重心角を大きくしたりしてるので、ギア効果の影響でトゥヒットは巻き込む力が強くなりがちです。TSR2もこの系統だと思います。 2023年1月現在、試打計測可能な新作モデルはほぼ打ちましたが、飛距離性能はトップクラスです。 打感、打音に関しては極上とまでは言えないです。 充分に柔らかいし、締まった音ですが、上には上がいるので、最高評価とはいかないですね。 デザインはシックでシンプルで良いですね。 ゴテゴテしてないのは、タイトリスト の良い所です。 大手各社がカーボンコンポジットドライバーが主流な中、フルチタンドライバーで性能面で引けを取らないのは、素晴らしいと思います。 点数悩みましたが、悪い所はなく、高水準な仕上がり。 妥協点も好みで分かれる部分ですから、マイナス評価とまではいかないので、7点を付けさせていただきます。2023/1/12(木)07:30ヴァル