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M.カイマー独走 松山&A.スコット14位タイ

2014/06/14 10:28
M.カイマー独走 松山&A.スコット14位タイ

 

 初日大会記録で飛び出したマーティン・カイマー(独)の勢いが止まらない。

 第114回 全米オープンは現地時間13日、ノースカロライナ州パインハーストNo.2を舞台に第2ラウンドの競技を行い、2日連続、しかもこの日はノーボギーの5アンダー65をマークしたカイマーが通算10アンダーの大会記録でトーナメントをリードした。ショット、パットともに完璧で危なげないプレーに本人も「とにかく良いプレーとしか言いようがない」と嬉しい誤算に笑顔が止まらない。

 6打差の単独2位にブレンドン・トッド(米)がつけ、通算3アンダー3位タイに松山英樹が米ツアー初優勝を挙げたザ・メモリアル・トーナメントでプレーオフを戦った相手ケビン・ナ(米)とブラント・スネデカー(米)が並び、通算2アンダー5位タイにキーガン・ブラッドリー(米)、ダスティン・ジョンソン(米)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)ら。

 またこの日2アンダー68にスコアをまとめたローリー・マキロイ(北アイルランド)が、通算1アンダーまで盛り返し、ジョーダン・スピース(米)、クリス・カーク(米)、マット・クーチャー(米)と並び10位タイまで順位を上げている。

 注目の松山はスピース、リッキー・ファウラー(米)と同組で前半は快調にスコアを伸ばし、一時首位を行くカイマーに7打差ながら2位タイグループの一角を担ったが、後半3つスコアを落とし1オーバー71。通算イーブンパーはファウラーの他、世界ランク1位のアダム・スコット(豪)、イアン・ポルター(英)、フランセスコ・モリナリ(伊)らと同じ14位タイに後退した。

 悲願のキャリアグランドスラムを狙うフィル・ミケルソン(米)は16位タイからスタートしたこの日、序盤の2番&3番で連続バーディを奪ってリーダーボードを駆け上がったが後が続かず。2バーディ、5ボギーの3オーバー73と崩れ通算3オーバー33位タイに後退。歴代最多の全米オープン2位(タイを含む)6回と勝てそうで勝てない大会での悲願達成は絶望的な状況となった。

 ビッグネームではマスターズに続くメジャー2連勝を目指したバッバ・ワトソン(米)がカットラインに1打足りない通算6オーバー68位タイで予選落ち。ルーク・ドナルド(英)、チャール・シュワーツェル(南ア)、ジェイソン・ダフナー(米)、ハンター・メイハン(米)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)らも同じく68位タイで決勝ラウンド進出を逃している。

 松山以外の日本勢は谷口徹が3つスコアを落としながらもカットラインぎりぎりの通算5オーバー60位タイで予選をクリア。しかし矢野東は通算20オーバー単独155位、宮里聖志は通算22オーバー単独156位の最下位に終っている。

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