理想的なゴルフ練習場の選び方｜おすすめの練習場や効果的な練習方法も紹介

「ゴルフの練習をしたいけど、練習場の選び方がわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ゴルフは、技術と心の強さが試されるスポーツです。上手くなるためには練習を続けることが大切ですが、ただボールを打つだけでは、上達しません。上手くなるためには練習場の選び方と練習方法が重要です。

この記事では、良い練習場の選び方と、東京でおすすめの練習場、そして練習方法を紹介します。今よりもゴルフをもっと上達させたいという方はぜひ参考にしてください。

ゴルフ練習場の種類

ゴルフ練習場には、屋外と屋内の二種類があり、それぞれにメリットがあります。自分の練習目的に合わせて選ぶことが大切です。

屋外練習場（打ちっぱなし）

屋外の練習場では、実際のゴルフ場のような環境で練習ができます。

屋外で練習するメリットは、飛距離が測りやすいため、ボールのクセ（スライス・フック）が分かりやすい点です。

打ち放題であれば料金を気にせずたくさん打つことができ、ドローやフェードの打ち分けの練習が何度でも可能です。

しかし、屋外での練習だと暑さや寒さ、雨など天気に左右されるため、思うように練習ができない場合があります。また、練習場の2階以上の打席だと、距離感がつかみにくいこともあります。

練習場で使われるボールはレンジボールの場合が多いです。レンジボールは練習用で、耐久性に優れている分、飛距離が出にくいです。

コースボールは実際の大会で利用されるボールで、正確な飛距離とスピンを楽しめます。 コースボールでのゴルフに慣れている場合は、レンジボールで練習する際に少しやりづらさを感じるかもしれません。

屋内練習場

屋内の練習場は、天気に左右されずに一年中快適に練習ができる最大のメリットがあります。

最新の弾道計測機器を備えている場合も多く、スイングの細かい分析ができるため、技術向上に役立ちます。特に、悪天候時の練習や、冬場など寒い季節には最適です。

しかし、屋内での練習はリアルな飛距離が測りにくいです。 また、アプローチやバンカーの練習ができないというデメリットもあるので、スイング分析を行いたい場合などに適していると言えます。

屋内練習場は人の多い都会には複数ありますが、地方には数があまり店舗がないので、近くに店舗があるかどうか確認しておきましょう。

ゴルフ練習場の選び方のポイント

ゴルフ練習場は、屋外か屋内かを決めればどこでも良いわけではありません。 ゴルフ練習場選びのポイントは以下の5つです。

・施設の広さ
・打ち放題の有無
・アクセスのしやすさ
・打席数の数
・付帯施設の有無

ゴルフ練習場を選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することで、自分にとって最適な場所を見つけることができます。

施設の広さ

広い施設では、飛距離の確認とショットの軌道チェックがしやすいです。 ドライバーの平均飛距離は、男性だと200〜230ヤード、女性だと150〜180ヤードなので、自分はどのくらいの飛距離かを確認しましょう。

また、打席数が多いため、待ち時間が少なく、練習の効率も上がります。 ショートゲームができるエリアがある練習場を選ぶことで、ゴルフのあらゆる技術をバランス良く磨くことが可能です。

打ち放題の有無

練習量を増やしたい方や、アプローチショットを多く練習したい方には、打ち放題プランがあるゴルフ練習場が適しています。

ゴルフ練習場では一般的に1球で〇円といった球数での球貸し形式と、打ち放題の形式に分かれます。

球貸し形式の場合は、地域差はあるが1球15円〜30円程度で、座席料が別途かかる場合が多いです。

打ち放題の価格は店舗ごとに異なりますが、打席料・ボール代込みで1時間ごとの時間制が多くなっています。

打ち放題プランを利用することで、コストパフォーマンス良く長時間練習することができます。

また、インドア練習場では月額料金の店舗が多い傾向にあり、レッスンを受けられる店舗もあるため、希望に合う練習場を選ぶようにしましょう。

アクセスのしやすさ

練習を継続するためには、自宅や職場からアクセスしやすい練習場を選ぶことが重要です。

駅チカや自宅近くで通いたい、ゴルフのラウンド前後で練習をしたいなど、ニーズに合わせていくつかピックアップしておくと良いでしょう。

移動に時間がかかりすぎると、練習の頻度が下がってしまう可能性があります。

また、通いやすさは、立地に限った話ではありません。 前述したように球貸し形式、打ち放題、月額料金と複数の料金形態があるので自分にあった料金形態でコスパのよいところを探すようにしましょう。

営業時間が自分の練習する時間と合っているかの確認も重要です。 仕事帰りに通いたい場合は夜営業している店舗、夜間や早朝などに通いたければ24時間営業の店舗を探すようにしましょう。

打席数の数

特に休日や夕方などの混雑する時間帯でもスムーズに練習を開始できるよう、打席数の多い練習場を選ぶことが望ましいです。

打席数が少ないと待ち時間が1時間以上かかることもあるため、打席数のほかに2階・3階の打席があるか確認しましょう。

また、インドア練習場は予約可能な店舗もあります。事前にネットで予約が可能な施設であれば、より計画的に練習が行えます。

付帯施設の有無

通常の打席とは別に、アプローチやグリーン、バンカー練習場が併設されているところがあります。

ただ「打つ」だけでなく、より実際のラウンドに近い練習ができるのがメリットです。 実際のゴルフでは、打数の4割はパットと言われています。

他にも、練習場に併設されているレストランやシャワールーム、クラブ修理工房などの付帯施設が充実していると、練習以外の時間も快適に過ごせます。

練習の合間に食事をしたり、練習後にリフレッシュしたりすることができるので、練習場を選ぶ際の重要なポイントの一つです。

東京都のおすすめゴルフ練習場3選

東京都内には数多くのゴルフ練習場がありますが、ここでは特におすすめの3つの施設を紹介します。

ロッテ葛西ゴルフ

都心からアクセスしやすい立地にあり、広々とした打席で快適に練習ができる施設です。打ち放題プランも用意されており、長時間の練習にも最適です。

最新の設備も整っているため、技術向上を目指すゴルファーには特におすすめです。

【料金】
・1球ごと：18円〜
・打ち放題：3,100円〜

【特徴】
・24時間営業（メンテナンス時間あり）
・ボディケアセンター併設

【住所】
・東京都江戸川区臨海町2丁目4−2

トーキョージャンボゴルフセンター

広大な敷地内には、様々な距離のターゲットが配置されており、実戦を想定した練習が可能です。

ナイトライトが完備されているため、夜間でも練習を楽しむことができ、ショートゲームエリアも充実しているので、あらゆる技術を練習することができます。

【料金】
・1球ごと：10円〜
・打ち放題：3,000円〜

【特徴】
・土日祝は朝4時から営業
・キッズルーム併設
・カフェ / レストラン併設

【住所】
・東京都足立区入谷9丁目26-1

メトログリーン東陽町

屋内にも関わらず、長距離打席を備えているため、雨天時や冬場でも快適にスイング練習ができる施設です。

最新の分析機器が完備されており、効率的に技術向上を図ることが可能。また、アクセスも良好で、忙しい方にもおすすめです。

【料金】
・1球ごと：14円〜
・打ち放題：7,000円〜（6名様まで同料金）

【特徴】
・グループで打ち放題が利用可能
・サイトから待ち時間がわかる
・バンカー / グリーンでの練習が可能

【住所】
・東京都江東区新砂1丁目6-40

ゴルフ練習場での効果的な練習方法

ゴルフ練習場での練習を最大限に活かすためには、効果的な練習方法を取り入れることが重要です。打っていれば上達するわけではありません。

100球の内訳をイメージしておく

練習前に、アプローチ、ロングショット、パッティングなど各ショットの球数を決めておくことで、バランス良く練習することができます。

例えば、100球のうち「ドライバー20球・フェアウェイウッド20球・アイアン30球・アプローチ30球」というように大まかに内訳を決めておくと良いでしょう。

内訳を決めると、無駄な球が打てないという意識が働き、1球ずつ丁寧に打てるようになります。

また、スタンスをきちんと取る、目標に対してのおおよその飛距離の確認なども1打1打行うことで、無計画に球を打つよりも技術向上に繋がります。

飛距離の指標を持つ

特定の距離を目標として練習することで、ショットの質を向上させることができます。

全力で飛ばすだけでなく、アイアンなど「8割の力では〇ヤード」という指標を持ったり、ラウンド後半は疲れも出て練習場でのショットより飛距離は出ないなどまとめておくと良いでしょう。

飛距離を伸ばすためのテクニックや体の使い方についても学ぶ良い機会になります。

短い距離ほど丁寧に打つ

ゴルフでは、短い距離のショットの正確性がスコアに大きく影響します。 ゴルフは「飛ばす」よりも「寄せる」のが難しいと言われています。

100ヤード以下の短い距離のアプローチは繰り返し練習することで、本番のラウンドで頭が上がってトップしたり、ダブリといったミスが少なくなります。

特に、パッティングやアプローチには、多くの時間を割いて丁寧に練習することが重要です。

スマートフォンなどで撮影する

自分のスイングをスマートフォンで撮影し、動画を見返すことで、客観的に分析できます。

スマートフォンを三脚などに立てればセルフで撮影できるほか、同伴者がいるなら動画を撮影してもらいましょう。 スイングチェック機能がついているアプリなどもあり、活用するのがおすすめです。

自分では気づかない癖や改善点が明確になり、技術向上に役立ちます。

まとめ

ゴルフ練習場を選ぶ際には、施設の広さ、打ち放題の有無、アクセスのしやすさ、打席数、付帯施設の有無などを考慮することが重要です。

また、効果的な練習方法を取り入れることで、より効率的にスキルアップを目指せます。

ゴルフは練習によって確実に上達するスポーツですが、そのためには正しい方法での継続的な練習が必要です。 上達の秘訣は、自分に合った練習場で、効率的な練習方法を実践することにあります。

練習場での努力が、コースでの自信となり、それがさらなるスキルアップへと繋がります。 自分に合った最適な練習場を見つけ、楽しみながら上達していきましょう。

（写真：Getty Images）