パター選び方のポイントとは?【おすすめパターランキング10選】
パターはホールインワンやチップインが決まらない限り必ず毎ホール使用するクラブで、パットが決まらなければホールを終えることができません。
そんなパターも他のクラブ同様、多くのメーカーから様々なタイプのパターが登場していることから、使用するパター次第でスコアが大きく変わります。
そこで、このページではパターの選び方やおすすめパターを紹介します。パターの上達をと考えているゴルファーは是非ご覧ください。
パターはフィーリングも大切ですが下記のポイントも重要です。
・ヘッド形状
・ネック形状
・フェース
・長さ
・グリップ
それぞれどのようなポイントが大切なのか紹介していきましょう。
パターも他のクラブ同様、それぞれヘッドの形状が異なるため「どのヘッドのパターを選ぶか」が鍵。最適なパターを選ぶためには、まずはヘッドの形状の違いによる特徴を把握することが大切です。
ブレード型パターは、ピンゴルフが1960年代に「アンサー(ANSER)」と呼ばれる画期的なパターを開発したことからピン型パターとも呼ばれています。
細長い長方形の形状なのでフェースコントロールをしやすい点、ヘッドの重心がフェースの両端にあるためミスヒットに強い点、さらに地面に触れるヘッド面積が小さいことからカラーなどグリーンの外からでもヒットできる点が特徴です。
マレット型パターはカマボコに似たヘッドの形状なのでカマボコ型パターと呼ばれることもあります。
重心がフェースの裏面にあり、ストローク時の左右のズレを抑えられることから、真っすぐ引いて真っすぐ打つストロークに向いています。
また、ヘッドに重量感があるためボールをストレートに転がしやすくなる点も特徴です。
マレット型よりもヘッドの投影面積が大きいパターがネオマレット型です。
四角形や2ボールなどの形状がラインナップされている中で、特に知名度の高いモデルがオデッセイの2ボールや、テーラーメイドのスパイダーシリーズです。
ネオマレット型はマレット型よりも重心が後ろにある点、ターゲットに合わせやすいようにアライメントがついている点、ストレートにストロークしやすい点が特徴です。
L字型パターはヘッドフェースとシャフトのポジションがアイアンに似た形状をしているため、アプローチの感覚でパッティングをしたい人におすすめのタイプです。
しかし、他のパターと比べてスキルを必要とすることから、ツアープロでもL字型バター使用者は少なく、初心者が最初に選ぶべきパターではありません。
パッティングスキルがある程度身について、更にスキルアップしたい人が挑戦するパターです。
パターはネックも様々なタイプがラインナップされているので、それぞれの特徴を把握し、自分にマッチしたパターを選ぶことが大切です。
ネックがシャフト軸よりも右にあるものがクランクネックです。
最もポピュラーなネックで、ブレード型パターについていることが多く、ボールがヒットする時にフェースがシャフトよりも遅れて出てくるためミスヒットに強い点が特徴。オーソドックスにストロークしたい人に向いているネックです。
パターシャフトが曲がって(ベント)ヘッドに入っていることからベントネックと呼ばれています。
マレット型やネオマレット型にささっていることが多いタイプでクランクネックの次、あるいは同じくらいポピュラーなタイプです。
アドレスをした時にフェースが見やすい点、低重心なためストロークが安定しやすい点が特徴。安定感を重視している人にマッチしています。
クランクネックとベントネックの中間に位置し、ヘッド部分でシャフトがやや傾斜しているタイプのネックです。
フェースが開閉しやすい点が特徴なので、ピン型パターのように真っすぐストロークしたい人ではなくインサイドインなどアークを描くように打ちたい人向けのネックです。
ヘッドのセンター(真ん中)にささっているためセンターネックと呼ばれています。マレット型やネオマレット型に装着されていることが多いです。
コントロールがしやすい点、引っかけにくい点がメリットですが、アドレスをした時の上からの見え方に違和感を持つ人も多いことから上級者向けタイプで、初心者にはおすすめできません。
パターのフェースを選ぶ場合、素材と硬さがポイントとなるので、それぞれについて把握しておきましょう。
パターのフェース素材は主には金属(ステンレス、アルミニウムなど)と樹脂(エラストマーなど)に分かれていますが、ミックスさせたようなフェース素材もあります。
パターはフェース素材によって打感が大きく変わることから、見た目ではなく実際に打ったフィーリングで選びましょう。
フェースが硬いとボールが勢い良く飛び出しますが、軟らかいフェースだと衝撃が吸収されるため転がりにくくなります。
強く打ち過ぎる傾向にある場合は軟らかいフェース、いつも弱めになってしまう場合には硬いフェースをを選ぶなど、パッティングスタイルや自身の癖で選びましょう。
一般的にパターは32~34インチですがパターの持ち方でも感覚が異なります。
例えば短く持つタイプの人が34インチのパターを選んだ場合、グリップの上の部分がお腹に当たりそうになるため、身長や腕の長さだけではなく短く持つのか長く持つのか、それぞれのスタイルで長さが異なります。
シニアプレーヤーや腰に負担がかかっている人には中尺、長尺パターのように、かがむ角度が浅くなるタイプがおすすめです。
パターのグリップは細いものから太いものまで多種多様で、近年ではスーパーストロークなど少し太めのグリップが標準グリップになっています。
手首を使うスタイルやスナップを効かせてパッティングをしたい人は細いグリップが向いていますが、手首をあまり使いたくない人は太いグリップが適しています。
パターも他のクラブ同様様々な種類があることが分かっていただけたのではないでしょうか。
ここでは多々ラインナップされているパターの中からおすすめのものをランキング形式で紹介します。
アルミニウム製のソールフランジと、ボディウィングフェースにアメリカで精密加工されたステンレススチールを採用して一体化したパターは打音、打感に加えて高い操作性を実現しました。
ツアープロがより好むシャフト・ネック構成や高耐久仕上げ、アライメントを採用。4種類のネックデザインから選べる点が特徴です。
転がりのロスを改善するためにAI設計を新たに導入したフェースを採用。打点がcmずれてもボールスピードの減少を5%程度に抑えるインサートとなっています。
複雑な隆起にて形成されているアルミ部分とインパクト面に樹脂を採用したことで生まれたパターは、ホワイトホットインサートと同等レベルのフィーリングを実現しています。
タングステンを搭載し、ブラックヘッドに際立つホワイトの差異とLINEや新ハードのPEBAXインサートを採用したパターです。
調整可能ロフト角は±2、ライ角は±4で左利き用もラインナップされています。従来のアンサー2よりヘッドが重厚で座りが良い点が強みです。
スパイダーの「原点」ともいうべき高慣性モーメントで、高い安定性と寛容性を追求するための独創的な形状が特徴のパターです。
高い寛容性、安定性から方向性と距離感のブレを防ぐ設計がポイント。アドレス時の見え感をよりすっきりとしたものを採用したことで構えやすさが向上し、カップまでのラインイメージが出しやすくなっています。
テーラーメイド伝統の形状に先進的な機能を融合させたパターです。
「カーボンコンポジッ トラスホーゼル」と呼ばれる三角形のトラス構造でヘッドを吊るす新しいシステムにより、ネックのねじれを抑制し、構えやすいヘッド形状になり直進性も上がりました。
また、重心位置の最適化とインパクト時の衝撃吸収機能も搭載されているため打音、打感も向上しています。
大ぶりなヘッドに後方にロケットが搭載されているような昔ながらのスパイダー形状のパターは、操作性が高い点やブレード型に近いフィーリングを出せる点が特徴です。
打感の柔らかさだけではなく、サイトライン上に白いペイントがあることで黒いラインが短くなるよう工夫されています。
ラケットホーゼルと呼ばれる、ヘッドをより広い範囲で支えるための新しい形状が特徴のパターです。
従来よりもヘッドの広い範囲に繋がっていることからオフセンター時のヘッドのブレに強く、フェース面のねじれが少ないためボールをコントロールしやすい特徴を持っています。
一方で、重心位置が上がらないよう通常のクランクホーゼルと同じ重量で設計されているのでこれまで同様、違和感なく構えることができます。
ショートネックのマレットタイプのパターなので小ぶりで構えやすいです。
重心が低いことで安定した転がりが得られるだけではなく、ライ角を66度~74度まで調整できるので自分のショットに合わせることができます。
トゥ側が重く設計されているので、強い弧を描くストロークの方におすすめのパターです。
やや長さのあるスタイルを採用しているパターはヘッドがおよそ380g、シャフトが38インチで140gですが、全体の重さのバランスを細かく設計していることから高い安定性と一貫性のあるストロークを実現しました。
オフセンターを芯にするAI設計がインサートされているため、初心者でも扱いやすいパターです。
開発の段階でそれぞれのモデルに最適な溝、フェース素材、アライメント、形状にこだわった16のモデルがラインナップされています。
パターのアライメントの研究によって4つのタイプに分類されることを考えると、それぞれの特徴に合わせたパターをラインナップし、ゴルファーの多種多様なニーズに応えています。
パターについて特徴や選び方のポイント、人気ランキングを紹介しました。
パターは基本的に必ず毎ホール使用するクラブです。それまでに満足のいく形でコースを回っていても、パターで失敗してはスコアアップは狙えません。スコアアップのためにはパターも重要なので自分にマッチしたパターを選びましょう。
(写真:Getty Images)