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佐伯&ダブル宮里を脅かすのは誰だ!?

2011/07/23 10:48
佐伯&ダブル宮里を脅かすのは誰だ!?

 

 現地時間22日に行われた欧米両女子ツアー共催のエビアン・マスターズ第2ラウンド(仏、エビアン・マスターズGC)では、佐伯三貴が通算9アンダーで単独トップ、宮里藍が1打差の2位タイ、さらに宮里美香が4打差の12位タイに浮上するなど日本勢が躍進した。藍には2年ぶり2度目、佐伯と美香には同大会日本勢3人目の優勝が期待されるが、上位には強豪がひしめき油断は禁物の状況だ。

 好調の日本勢が特にマークすべき存在が、アンジェラ・スタンフォード(米/通算8アンダー2位タイ)、ステイシー・ルイス(米/通算8アンダー2位タイ)、ポーラ・クリーマー(米/通算7アンダー7位タイ)、クリスティー・カー(米/通算7アンダー7位タイ)のアメリカ四天王。スタンフォードだけメジャー大会での優勝はないが、先の全米女子オープンで単独4位に食い込むなど今季すでにトップ10入り5回を数え目下絶好調。この日も上がり3ホール連続を含む8バーディ(1ダブルボギー)の猛攻に本人も「ピンポジションがやさしかった」と笑顔を見せた。

 スタンフォード以外の3人はメジャー優勝経験のある強者で、特にクリーマーは同大会歴代チャンピオンのひとりでもある。「ここで優勝したときは後続に大差をつけて勝ちました。そのときのイメージを再現したいと思っています」と大会2度目の勝利に意欲を燃やす。

 その他上位陣は、通算6アンダー10位タイにディフェンディング・チャンピオンの申智愛(韓)がつけ、この日持ち前の爆発力を発揮し5アンダー67をマークした世界ランク3位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が通算4アンダーで初日の57位タイから18位タイに浮上。初日10位タイとまずまずのスタートを切ったヤニ・ツェン(台)がスコアを1つ落とし、通算2アンダー38位タイに後退したのは予想外だったが、上位には誰が勝ってもおかしくない顔ぶれが揃っている。それら強豪に佐伯&ダブル宮里がどう対抗するか? その辺りが決勝ラウンドでの見どころになりそうだ。

 なお、佐伯&ダブル宮里以外の日本勢は、不動裕理と上原彩子が通算4アンダー18位タイ、飯島茜、森田理香子、大山志保の3人が通算3アンダー28位タイ、ルーキーの野村敏京は通算イーブンパー54位タイで決勝ラウンド進出。初日4位タイの笠りつ子はこの日5オーバー77と崩れたものの、服部真夕とともに通算1オーバー64位タイで辛くも予選を通過した。一方、金田久美子、茂木宏美、北田瑠衣、馬場ゆかり、上田桃子、福島晃子の6人は予選落ちを喫している。

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