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中国のフォン・シャンシャンが逆転でツアー初V! 有村は猛追も単独4位

2011/08/07 18:14
中国のフォン・シャンシャンが逆転でツアー初V! 有村は猛追も単独4位

 

 国内女子ツアーのmeiji カップは7日、北海道の札幌国際カントリークラブ島松コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独3位からスタートしたフォン・シャンシャン(中)が6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークし、通算14アンダーまでスコアを伸ばして同ツアー初優勝を飾った。初日から首位の座を守ってきた古閑美保と前日トップタイに浮上したジャン・ウンビ(韓)は共に1アンダー71で回りフォンと2打差の2位タイに終わった。また、この日優勝争いに絡む猛チャージを見せた有村智恵は通算11アンダーで単独4位に食い込んでいる。

 誰が優勝してもおかしくない混戦模様となった最終日。有村が先に通算11アンダーでホールアウトしプレッシャーをかける中、終盤まで最終組のフォン、古閑、ジャンによる優勝争いが繰り広げられた。

 2008年から米ツアーを主戦場にし、今大会スポット参戦しているフォン。首位と2打差でスタートしたこの日は、2番でボギーを先行させた後パーセーブが続く我慢の展開となったが、7番から3連続でバーディを奪取し通算11アンダーで前半を折り返す。1年4か月ぶりの優勝を狙った古閑は出だし1番でボギーを叩き、前半は1つスコアを落として通算10アンダー。一方、韓国の伏兵ジャンは前半最後の9番でバーディを奪い通算12アンダーとして単独首位で後半へ。

 後半に入ると三者譲らず14番終了時点で一時首位タイに並ぶ。しかしフォンが15番でバーディを奪いひとり抜け出すと、16番で古閑とジャンがボギーを叩き2打差に。さらに17番でも両者がボギーとしたため3ストローク差に広がる。最終18番では両者が意地を見せバーディとしたが、フォンがきっちりパーパット沈めて勝利をつかんだ。

 また、前日27位タイに後退した有村だったがこの日は別人のゴルフを見せる。出だし1番でバーディを奪い幸先の良いスタートを切ると、2つスコアを伸ばして折り返す。そして10番から圧巻の4連続バーディ、15番、16番でも連続でバーディを奪取して後半だけで6つスコアを伸ばし、8アンダー64でフィニッシュ。今季2勝目こそならなかったものの、一時首位に迫る会心のゴルフを披露し好調さをアピールした。

 その他上位陣は、通算10アンダー5位タイにカン・スーヨンとイム・ジナの韓国勢2人、通算9アンダー7位タイに服部真夕、北田瑠衣、上原美希の3人が入った。全英リコー女子オープン帰りの佐伯三貴は5つスコアを伸ばして金田久美子、大山志保らと並ぶ通算8アンダー10位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの不動裕理は野村敏京らと並び通算6アンダー16位タイで終戦。大会を盛り上げた地元苫小牧出身の菊地絵理香は3オーバー75とふるわず、通算4アンダー29位タイで4日間の競技を終えている。

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