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美香、好位置キープ! 日本勢全員予選突破

2012/07/28 04:13
美香、好位置キープ! 日本勢全員予選突破
エビアン・マスターズ2日目。宮里美香がノーボギーのゴルフで3アンダー69をマークし、単独5位の好位置で予選ラウンドをクリアした。(写真提供:AP/アフロ)

 

 米女子ツアー初優勝を狙う宮里美香が好位置をキープ。さらには日本勢全員が予選をクリアし週末が楽しみな展開になってきた。

 欧米両女子ツアー共催で、来季からはメジャー大会になることが決まっているエビアン・マスターズ(フランス、エビアン・マスターズGC)は現地時間27日、第2ラウンドの競技を終了。前日に続き雲ひとつない晴天に恵まれたこの日、午前中スタートの美香は再三のチャンスにパットが決まらず「前半はフラストレーションが溜まった」と語ったが、10番でようやくバーディを先行させると続く11番で連続バーディ。バック9で2連続を含む3バーディを奪いノーボギーの3アンダー69でホールアウト。単独首位を守ったステイシー・ルイス(米)に4打差の通算8アンダー単独5位の好位置をキープした。

「前半すごくチャンスがあったんですけど決め切れず…。でもノーボギーだし良いラウンドでした。週末に向け良い感じのゴルフが出来ています。パット次第でスコアを伸ばせるはずだと思って頑張ります」とここ4試合連続トップ10入りの美香。残り2日、好調なショットにパットが噛み合えば勝機は大いにありそうだ。

 一方、初日8位タイとまずまずのスタートを切った上田桃子は5番でチップインバーディかと思わせるナイスアプローチを披露しながら、返しの短いパーパットを外してボギーが先行。10番でこの日の初バーディが来たが、チャンスは作るがパットが決まらない我慢のゴルフでイーブンパー72止まり。通算3アンダー28位タイに後退した。

 また、連覇を狙う宮里藍は思うようにスコアを伸ばせずわずかながら順位を下げた。3番バーディの後、5番でグリーン手前からチップインバーディ、6番でも長いパットを決めバーディを奪うなど、2日目にして猛チャージの予感が漂った。しかし7番、8番はチャンスにバーディを奪えず、9番はティーショットを木に当て深いラフにつかまってパーセーブに失敗。13番でもボギーを叩くなどいまひとつピリッとしない内容。15番ではティーショットを右の林の中に打ち込みセカンドは出すだけというピンチに3打目をグリーン奥のカラーまで運びパーセーブに成功し、ホッと胸をなで下ろしたのもつかの間、上がり3連続でパーオンを逃し2つスコアを伸ばすにとどまった。ルイスから9打差の通算3アンダーは、上田と同じ28位タイに足踏み状態だ。

 一方、初日出遅れた大江香織と佐伯三貴は健闘。65位タイからスタートした大江は5番から11番までの7ホールで3連続を含む5バーディを奪って挽回に転じた。終盤にボギーがかさみ6バーディ、5ボギーの1アンダー71ながら、通算1オーバー52位タイで楽々予選をクリアした。昨季大会でベスト3入りしている佐伯は中盤の4連続バーディなどでスコアを3つ伸ばし、通算1オーバーで初日の91位タイから52位タイに順位を上げ決勝ラウンド進出を決めた。

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