岩田が4打差25位タイ発進　王者J.スピースは予選落ちの危機

　米男子ツアーのバルスパー選手権が現地時間10日、フロリダ州のインニスブルック・リゾート＆GCで第1ラウンドの競技を終え、岩田寛はイーブンパー71で4打差25位タイ。一方、昨季王者のジョーダン・スピース（米）は5オーバー76で117位タイと大きく出遅れている。

　出だし10番で3オン2パットのボギーを叩いた岩田は、13番でもスコアを落とすなど立ち上がりで苦戦。それでも、16番からの3ホール“スネークピット（蛇の巣穴）”をパーでしのいで折り返すと、1番パー5で2オンからバーディ、2番で3メートル強を沈める連続バーディでイーブンパーに。その後は4番で1オーバーに後退したものの、8番バーディで再び持ち直し、3バーディ、3ボギーのラウンドとなった。

　一方、まさかの大叩きを演じた世界王者スピースは、前半のうちに5つのボギーを叩く大乱調。4オーバーで迎えた後半も1ボギーと伸ばすことが出来ず、1バーディ、6ボギーの内容でトップと9打差に沈み、予選通過も危うい状況となっている。

　4アンダー67で首位に並んだのは、ツアー3勝のキーガン・ブラッドリー（米）と同2勝のチャールズ・ハウエルIII（米）、47歳ベテランのケン・デューク（米）の3人。1打差の単独4位にチェッソン・ハドリー（米）が続いた。

　そのほか、元世界王者のマーティン・カイマー（独）や大会2勝のレティーフ・グーセン（南ア）、ダニー・ウィレット（英）らは1アンダー70の8位タイ。岩田と並ぶ25位タイ集団にはヘンリック・ステンソン（スウェーデン）、チャール・シュワーツェル（南ア）、パトリック・リード（米）らが名を連ねる。