激突! P.ミケルソン vs. S.ストリッカー!
不倫スキャンダルの渦中にいたタイガー・ウッズ(米)が、自宅に戻り練習を再開。ツアー復帰間近と噂が流れる中、残り少ないNo.1不在のツアーで白星を奪取しようとトッププロたちが激突する。
WGCシリーズ今季第2戦のCA選手権は現地時間11日、フロリダ州のTPCブルーモンスター at ドラルで開幕。ディフェンディング・チャンピオンで世界ランクNo.3のフィル・ミケルソン(米)とノーザン・トラスト・オープンを制して同No.2の座についたスティーブ・ストリッカー(米)がしのぎを削る。
優勝候補筆頭のミケルソンだが、ここのところ調子は今ひとつ。それでもブルーモンスターは、昨年通算19アンダーを叩き出して優勝した相性の良いコース。ここに戻ってくれば良いフィーリングを取り戻せる予感はある。開幕以来、ルール変更に伴うウェッジの溝問題に巻き込まれスッキリしなかったが、気持ちの切り替えは得意なはず。それだけにライバル欠場の大会で連覇を逃すわけにはいかない。
一方のストリッカーは、ミケルソンを抜いて世界ランク2位へ浮上。その座を簡単に奪い返されないためにも、WGCのビッグタイトルを手にしたいところだ。
また、前週のザ・ホンダ・クラシックでおよそ1年半ぶりに優勝したカミロ・ビジェガス(コロンビア)からも目が離せない。昨年大会5位タイの実績もある上、母国に帰ったことで精神的にリラックスし笑顔が戻った。コロンビアのゴルフ界をさらに盛り上げようと、プライドと使命を背負った男がさらなる飛躍を誓っている。
その他、欧州ツアー賞金王のリー・ウェストウッド(英)、ポール・ケイシー(英)、ジム・フューリック(米)ら実力者も揃って参戦。調子を上げてきているアンソニー・キム(米)らを交えて、難コース・ブルーモンスターを舞台に熱い戦いを繰り広げる。
なお、日本勢は出場資格のある石川遼が、高校の卒業式のため欠場。池田勇太ただひとり出場し、世界に挑む。