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不動が通算50勝到達! 史上4人目の偉業達成

更新日:2022/10/26 00:57
不動が通算50勝到達! 史上4人目の偉業達成

 

 国内女子ツアーのサイバーエージェント レディスゴルフトーナメントが1日、千葉県の鶴舞カントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位タイスタートの不動裕理が通算10アンダーまでスコアを伸ばして優勝。今季国内ツアー第2戦、西陣レディスクラシックに続く出場試合2連勝を飾った。これで通算勝利数でも50勝の大台に到達。樋口久子、岡本綾子、ト阿玉に次いで史上4人目の偉業を達成した。

 2日目午後から吹きすさぶ強風が収まらない最終日、首位タイで並んだ世界ランク2位の申と不動の激しいデッドヒートが予想された。申が1番で最初にバーディを奪うが、直後の2番をボギーとして振り出しに戻る。3番、4番では不動が連続バーディ。不動は、6番でボギーとするも同ホールで申がダブルボギーを叩きじわりと差が広がった。その後は互いにバーディーを1つずつ奪い合いフロントナインは不動の3打差リードで折り返す。

 迎えた勝負のサンデーバックナイン。不動は出だしからスコアカード通りの我慢のゴルフが続いたが、難しいコンディションのなかでむしろ風を利用するようなプレーを披露。その安定感はさすがのもの。終盤でも2つスコアを伸ばして世界の強豪を振り切った。不動はラウンド後のインタビューで「私にはまだやることがある」と力強く語り、賞金女王獲得へ向け前向きな姿勢を示した。

 一方、大会連覇がかかっていた申は不動との競り合いに敗れ、通算7アンダーの単独2位でフィニッシュ。なお申は、今大会の獲得賞金全額を被災者支援の為に寄付することを発表している。敗れたとはいえ単独2位の活躍は、被災者への大きな勇気となったに違いない。

 また2日目終わって3位タイ、「自分のゴルフをしたい」と最終日に臨んだ横峯さくら。前半1バーディ(ノーボギー)で1つスコアを伸ばしたが、後半13番でのダブルボギーで追撃もここまで。その後も最終ホールをボギーとして2つスコアを落として通算1アンダー、9位タイで大会を終えた。それでも今季最高位でのフィニッシュとなり、復調の兆しを見せている。

 その他では、13番でイーグルを奪うなど6アンダー66で回った佐伯三貴や、上がり2ホールで意地の連続バーディを奪った有村智恵、そして吉田弓美子が通算4アンダーで3位タイ。さらにここ2戦続けて予選落ちの上田桃子が通算3アンダーで単独6位に入った。

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