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母は強しM.ヨース逆転V! A.トンプソン最年少Vならず

更新日:2022/10/26 00:57
母は強しM.ヨース逆転V! A.トンプソン最年少Vならず

 

 ママさんプロ、マリア・ヨース(スウェーデン)が昨シーズンの最終戦LPGAツアー選手権以来となるツアー通算5勝目を逆転で飾った。

 約1か月ぶりの開催となった米女子ツアー、アブネットLPGAクラシックは現地時間1日、アラバマ州、RTJゴルフトレイルを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日4位タイにつけていたヨースが2日連続67の好スコアをマーク。通算10アンダーとし2位のキム・ソンヒ(韓)に2打差をつけ先頭でゴールを駆け抜けた。

 序盤の7ホールで4バーディを奪い、一気に優勝戦線を引っ張る形となったヨース。「上に強い選手が沢山居たからスタートダッシュは必須だと思っていました。二桁アンダーまで伸ばすのが今日の目標だったけれど、思い通り序盤でスコアを伸ばし上位にプレッシャーがかけられて良かった。タフな戦いだったけれど、これまでの努力が報われました」と声を弾ませた。

 昨季出場23試合でトップ10入り16回を数えながら未だ勝星に恵まれていないキムは、またも一歩及ばずにV逸。キムと同じ首位タイから最終日をスタートさせた16歳のアレクシス(通称レクシー)・トンプソン(米)は14番、15番で池につかまり2ホール連続ダブルボギーを叩いて自滅。この日だけで6つスコアを落とし、通算1アンダー19位タイにとどまり史上最年少優勝はならなかった。

「私はアレクシス(トンプソン)の母親でもおかしくない年齢。若い子たちがツアーに増えて自分が随分年を取ったような気がすることもあるけれど、経験がものを言うこともあるんですよ」と勝ったヨースは若手相手の優勝争いに苦笑いを浮かべ、「母になっても勝てる、ということをアピール出来て嬉しい」と喜んだ。さらに自滅したトンプソンには「悪いことは忘れて、今日の経験を今後に活かして欲しい。ポジティブなことだけを胸に刻んで前を向いて!」と年長者らしいアドバイスを贈っていた。

 その他上位には通算7アンダー3位タイにナ・エン・チョイ(韓)とスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が入り、クラフト・ナビスコ選手権に続く2試合連続優勝を狙ったステイシー・ルイス(米)は通算6アンダー単独5位にとどまった。

 日本勢は宮里藍と宮里美香が予選で姿を消し、18歳の野村敏京が孤軍奮闘。最終日4バーディ、2ボギーの2アンダー70をマークし、カリー・ウェブ(豪)らと並び通算2オーバーの37位タイで4日間の競技を終了した。

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