R.マキロイが初優勝の地で連覇に挑む!
タイガー・ウッズ(米)を抜いて、世界ランク6位となったばかりのローリー・マキロイ(北アイルランド)が、昨年米ツアー初優勝を飾った大会に戻ってきた。
ディフェンディング・チャンピオンとして臨むのは、米男子ツアー、ウェルズファーゴ選手権(現地時間5〜8日/ノースカロライナ州、クエールハローC)。昨年大会は首位に4打差7位タイで最終日を迎え『62』を叩き出しての大逆転劇を演じたが、大舞台での経験を積んでやって来た今年はさらに素晴らしいプレーに期待がかかる。
先月のマスターズでは首位で最終日を迎えながらバックナインで自滅。自身初のメジャータイトルを逃しているが、落ち込んだ様子はない。「(マスターズでは)63ホールは首位に立っていたんだ。バックナインがひどかったから負けただけ。でもまだまだメジャーでプレーする機会はいくらでもあるからね」と鼻の穴を膨らませた。
マスターズ翌週に参戦した欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンでも終盤にダブルボギーを叩いて逆転負けしており、敗因はメンタルにあったことを隠そうともせず、自らの弱点に正面から挑む。
アジアで大暴れする絶好調のリー・ウェストウッド(英)に、休んでいる間に世界ランクNo.1の座を奪われたマーティン・カイマー(独)も3週間ぶりに戦いの場に戻ってくる。
マスターズ翌週のマレーシアで9位タイに終わった後ドイツに戻り、コーチとともにスイングを修正。先週はアリゾナ州スコッツデールでひたすら練習に励んで今大会に現れた。王座奪回に向けて進む道は唯ひとつ、ひたすら勝ちを重ねるだけだ。
また、マスターズ以来の登場となるフィル・ミケルソン(米)は、昨年大会2位の雪辱を果たしにやって来た。さらに、先週、見事な今季2勝目を飾ったブッバ・ワトソン(米)、メジャー3勝を誇るパドレイ・ハリントン(アイルランド)、初優勝が待たれるリッキー・ファウラー(米)らも参戦。今季、苦戦が続く今田竜二も、復調への兆しを求めにコースに立ち向かう。
なお、エントリーしていたタイガーは、故障のため欠場する。