L.クローバー2連勝に向け好位置キープ! 首位はD.トムズ
前週のウェルズファーゴ選手権で2年ぶりに嬉しい復活Vを飾ったばかりのルーカス・グローバー(米)が、2週連続優勝を狙えるポジションをキープした。
米男子ツアー、“第5のメジャー”ザ・プレーヤーズ選手権はフロリダ州、TPCソーグラスを舞台に現地時間13日、第2ラウンドの競技を終了。初日単独2位の好発進を切ったグローバーはこの日5バーディ、4ボギーの出入りの激しいゴルフながら、6ラウンド連続となるアンダーパー(1アンダー71)にスコアをまとめ、通算8アンダーで首位のデビッド・トムズ(米/通算10アンダー)に2打差の3位タイにつけた。
前日のトーナメントリーダー、ニック・ワトニー(米)が通算9アンダーで単独2位。グローバーと同じ3位タイに世界ランク3位のルーク・ドナルド(英)、同5位のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)、同9位のスティーブ・ストリッカー(米)が並ぶ展開。
平凡なスコアながら上位をキープしたグローバーは「昨日ほどパットは決まらなかったけれど、この位置にはとても満足している。パットの調子が悪くないので、明日はバーディ攻勢をかけていけるような気がする」と強気の発言。それもそのはず、予選ラウンドは2日とも18ホールで『26』パットとグリーン上での健闘が光っている。「今日はラインの読みが悪かったホールがいくつかあるけれど、(パットを)外した借りは明日返す。試合の前日、思い通りのパットが打てているという自信をつかんだ。これまでの努力が報われている。悪い気分じゃないよ」と明日以降の戦いに向けて意気込みを語った。
2009年に全米オープンを制して以来、鳴かず飛ばすだったグローバー。昨年はトップ10入りがわずかに3回とふるわず、今季も優勝する前には3連続予選落ちの屈辱を味わい、私生活では離婚問題まで取り沙汰されている。だがここに来て得意のパットが上向いたことで2週連続優勝を狙えるところまで調子を取り戻した。残り2日、宣言通りのバーディラッシュなるか注目だ。
一方、初日82位タイと出遅れ、巻き返しを誓った今田竜二だったが、この日も2バーディ、2ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばすことが出来ず、通算1オーバーでカットラインにわずか1打及ばず決勝ラウンド進出を逃した。またアーニー・エルス(南ア)、リッキー・ファウラー(米)、今季2勝のマーク・ウィルソン(米)、全英オープン覇者のルイス・ウーストハウゼン(南ア)ら実力者も予選で姿を消している。