“準メジャー”の雪辱誓うD.トムズが首位タイ発進!
現地時間19日、米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアルは、テキサス州コロニアルCCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。先週のザ・プレーヤーズ選手権で惜しくもプレーオフ負けを喫したデビッド・トムズ(米)が、8アンダー62でプレーしてチェズ・リアビ(米)と並び首位に立った。
2001年の全米プロゴルフ選手権王者のトムズだが、ここ5年間は勝利に見放されている。“準メジャー”と呼ばれるザ・プレーヤーズ選手権で久々に優勝のチャンスをつかんだが、崔京周(韓)とのプレーオフの末、名物アイランドグリーンの17番パー3でまさかの3パットを叩いてボギー。つかみかけた復活優勝をあと少しのところで逃している。
それだけに、最後に優勝した2006年ソニー・オープン・イン・ハワイの第3ラウンドで記録した『61』のスコア以来、過去429ラウンドの自己ベストとなる『62』に満面の笑み。「今日はカップが大きく見える一日だった。このラウンドは先週の結末を忘れる大きな助けとなったね。とにかくいいスタートを切る必要があったんだ」と満足そうな表情を見せ、復活Vに全力を注ぐ。
首位に1打差の単独3位には、初優勝が待たれるリッキー・ファウラー(米)がつけた。圧巻だったのは後半で、1番パー5でいきなりイーグルを奪うと、8番までに8つスコアを伸ばした。ところが、9アンダーで迎えた最終9番でまさかのダブルボギーを叩き、初日は7アンダー63の単独3位でホールアウト。「残念な上がりになってしまった。でも、今日はショットもパットもすごく良かった。ダブルボギーを打って29(後半)なら悪くないよ」と、初日のプレーに手応えを感じてたようだ。
アウト最初の組でスタートした今田竜二は、1番、2番を連続ボギーでスタート。さらに5番でもボギーを叩いて序盤で3つスコアを落とす苦しい展開に。その後は6番、18番のバーディでスコアを2つ戻したが、1オーバー71の76位タイで初日の競技を終えている。