G.マクドウェルとR.マキロイの直接対決が実現!
欧州ツアーのスペイン3連戦最終戦、ボルボ世界マッチプレー選手権(スペイン、フィンカ・コルテシン)は現地時間20日にグループステージを終え、グラエム・マクドウェルとローリー・マキロイの北アイルランド勢の、トップ8入りを懸けた直接対決が実現することになった。
今大会のフォーマットは出場24人が8つのグループに分かれて初日と2日目にマッチプレー方式の“リーグ戦”を行い、各グループのトップ2のみが、やはりマッチプレー形式で行われる週末のノックアウトステージで激突するユニークなもの。
先のザ・プレーヤーズ選手権第3ラウンドを終えてトップに立ちながら最終日に自滅してビッグタイトルを逃したマクドウェルは、主戦場の欧州に戻り心機一転優勝を狙っている。リーグ戦でルイス・ウーストハウゼン(南ア)とジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)に連勝しDグループトップでノックダウンステージに進出。その初戦は、Eグループを2位で通過したマキロイとの激突が決まった。
北アイルランドの先輩&後輩は普段からツイッターでジョークの応酬を繰り広げる自他ともに認める大の仲良し。「練習ラウンドではいつもマキロイにこてんぱんにやっつけられているけれど、明日は是非とも勝ちたい。向こうは才能もあって素晴らしいプレーヤー。でも本番は練習と違うことを見せつけるよ。でもやはり仲が良い選手との対決はあまりうれしくないものだね」とマキロイとの対戦について語ったマクドウェル。それぞれの思いを胸に各々が頂点を目指す。
その他、世界ランク1位のリー・ウェストウッド(英)、同2位のマーティン・カイマー(独)、同3位のルーク・ドナルド(英)も順当にベスト16入り。ウェストウッドの次なる対戦相手は昨年WGC-アクセンチュア・マッチプレーを制している強敵イアン・ポルター(英)だが、本人は「インドネシアと韓国で2連勝した良い流れが今週も続いている」と勝利を確信している。
今週、もしカイマーかドナルドが優勝すればNo.1の座を譲り渡さなければならないウェストウッドにとっても、ポルターとの対戦が重要な意味を持つ。