藍、準々決勝で散る! C.カーに惜敗
順当に勝ち上がりベスト8に進出した宮里藍だったが、最後はクリスティー・カー(米)の執念に夢破れる結果となった。
女子のトッププレーヤー64人が集結した米女子ツアーのサイベース・マッチプレー選手権は現地時間21日、ニュージャージー州、ハミルトン・ファームGCを舞台に3回戦の8マッチと準々決勝の4マッチを行った。初日、2日目と快勝し3回戦に挑んだ宮里の相手は日米を股にかけて戦う強豪インビー・パーク(韓)。しかし「パットのフィーリングが凄く良かった」と言う宮里は2回戦同様出だしの1番、2番で連続バーディを奪い優位にゲームを進めると、終盤相手のバーディ攻勢に「最後は少しナーバスになった」と言いながら2アンド1で勝利。準々決勝進出を決めた。
しかし、ベスト4をかけた戦いの相手、カーは思いのほか手強かった。出だしの1番で宮里はパーに終わると、カーがバーディを奪い1ダウン。続く2番で宮里が取り返しオールスクエアとしたが、その後4番、7番、9番で相手にホールを奪われ前半を3ダウンで折り返す。このままズルズル行くかと思わたが、10番、11番を連取して1ダウンまで盛り返し宮里も意地を見せる。だが反撃もここまで。13番、15番のカーのバーディで3ダウンで迎えたドーミーホールの16番。互いにパーで分け合いカーが3アンド2で宮里を下した。
それでも今季ここまでトップ10入りのなかった宮里にとってベスト8進出は、大きな収穫。ことに不調だったパッティングが復調の兆しを見せたことで今後の戦いにも期待が持てそうだ。
またこの日は世界ランク1位のヤニ・ツェン(台)が準々決勝でスーザン・ピーターセン(ノルウェー)に敗れる波乱があった。その結果、準決勝のカードは、カー対アンジェラ・スタンフォード(米)、ピーターセン対ナ・エン・チョイ(韓)の2マッチ。さらに、それぞれの勝者が決勝マッチでトロフィーをかけた戦いに挑む。
尚、宮里美香は1回戦で姿を消している。