「まさか首位に立つとは!?」戸惑う39歳C.ウィー
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/05/22 14:04
デビッド・トムズ(米)の思わぬ失速で、39歳のチャーリー・ウィー(韓)にツアー初優勝のチャンスが舞い込んで来た。
現地時間21日に行われた米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアル(テキサス州、コロニアルCC)第3ラウンド。トムズに7打差の2位タイからスタートしたウィーは、勝負どころの16番パー3でグリーン奥から10メートルのロングパットを沈めてバーディを奪い、首位を快走していたトムズを逆転。通算13アンダーで単独トップに躍り出た。
「まさか7打差をひっくり返すことが出来るなんて夢にも思っていなかった」とウィー。彼によるとトムズとの差を3打差か4打差に縮めたいというのが当初の目標だったのだとか。ところがトムズが14番パー4のグリーンで2メートル強からまさかの3パットを叩いてダブルボギーとしたことでウィーにチャンスが訪れる。
「あそこから俄然自分にも首位に立つチャンスがあるのではないかと思えてきた」とウィー。案の定16番でトムズがボギー、ウィーがロングパットをねじ込みバーディで一気に形勢逆転。ウィーがトムズを1打リードして最終日を迎えることになった。
かつてミッシェル・ウィー(米)が男子ツアーに挑戦したとき、同組で回ってギャラリーから「あなたはミッシェルのお父さんか?」と問われたエピソードを持つウィー。前週ザ・プレーヤーズ選手権で優勝した母国の偉大なる先輩、崔京周に続けとばかり39歳の彼が勝利の二文字を追いかける。