ルーキー、カン・スンホン優勝戦線浮上！　今田は予選落ち

　2009年に日本ツアー参戦の経験を持つカン・スンホン（韓）が優勝戦線に躍り出た。

　全英オープンの裏で行われている米男子ツアー、バイキング・クラシック（ミシシッピ州、アナンデールGC）は現地時間16日、雷雨の影響でサスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。予選ラウンドを18位タイで通過したルーキーのカンが2イーグル、5バーディ（1ボギー）を奪う猛攻で8アンダー64をマーク。通算17アンダーとし単独トップのクリス・カーク（米）に1打差の2位タイに浮上した。

　カンは米ツアーデビューを飾った今季、5連続を含む7試合で予選落ちを喫するなど厳しい世界の壁に苦しんでいた。だが先週のジョン・ディア・クラシックで12位タイと今季最高の成績を挙げ調子は上向き。終盤の17番でこの日唯一のボギーを叩き、逆に18番でバーディを奪った同じくルーキーのカークに1打リードを許したが、躍進する韓国勢の一員として最終日に逆転Vを目指す。

　その他、カンと同じ2位タイにD.J.トラハン（米）、ジョージ・マクニール（米）、ピーター・ロナード（豪）がつけ、通算16アンダー6位タイにハンター・ハース（米）、トム・パーニスJr.（米）らが続いている。

　日本勢唯一出場の今田竜二はこの日第2ラウンド（インスタート）の残り16ホールをプレーしたがボギーが先行する苦しい展開。17番でダブルボギー、18番でボギーを叩いて前半を4オーバー40で折り返すと、後半出だしの1番でバーディ、5番でイーグル奪取に成功しカットラインに滑り込むかと思われた。ところがイーグル直後の6番で痛恨のダブルボギー。上がり3ホールで2つのボギーを喫し結局4オーバー76。通算3オーバーで決勝ラウンド進出を逃した。