E.エルス、P.ハリントンが復活に意欲!
現地時間19日に開幕する欧州ツアーと南アフリカのサンシャインツアー共催のボルボ・ゴルフ・チャンピオンズ(南ア、ザ・リンクス at ファンコート)で、アーニー・エルス(南ア)とパドレイ・ハリントン(アイルランド)のメジャー3勝コンビが同組でプレーする。
エルスは全米オープン2勝、全英オープン1勝の実績を持ち、全盛期はタイガー・ウッズ(米)のライバルとして期待されていたが、スランプに陥って現在は世界ランキング71位に低迷している。“ビッグイージー”のニックネームで知られ、いつもマイペースのエルスだが、いまだマスターズ(4月5日〜8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)の出場権を獲得できていない現状について「自分の立場は分かっている」とコメント。しかし「でもまだ(マスターズまで)数か月はある。(特別)招待には期待していない」と言い切り、自力でオーガスタ行きの切符をつかむことを宣言した。
スイング同様、ゆったりした態度が持ち味のエルスだが「自分らしさを失ってしまった。パットの調子が悪いとそうなってしまう。早く取り戻したい。去年は寂しいシーズンだったから、今年はいい方向に変わればいい。そしてまた優勝したいね」と語り、自分らしさを取り戻し、2010年3月のアーノルド・パーマー招待以来の優勝を目指すとした。
一方のハリントンは世界ランク89位に甘んじている。「2007年と2008年がピークだった。いつもピークを保つことはできないよ」とボヤきながらも「毎年優勝できるわけじゃないのは分かっているから心配はしていない。我慢して転機を待つことだ。そうすればまた2007年、2008年のようなことがある」と復活に自信を見せており、こちらも楽しみだ。
大会には他に、先週行われたジョバーグ・オープンでツアー初優勝を飾ったブランデン・グレイス(南ア)、マスターズ王者チャール・シュワーツェル(南ア)、全英オープン王者ダレン・クラーク(北アイルランド)、レティーフ・グーセン(南ア)ら実力者が参戦。シーズンの本格的な始まりを告げる。