銃乱射事件犠牲者に哀悼の意を表すJ.J.ヘンリー
更新日:2013/01/08 11:26
掲載日:2013/01/08 11:10
昨年コネチカット州のサンディフック小学校(Sandy Hook Elementary School)で起きた銃乱射事件の犠牲者とその家族を悼み、J.J.ヘンリー(米)が同校のイニシャル(S.H.E.S.)のついたキャップで米男子ツアー開幕戦に出場している。
悪天候のため、2日間を終えてもスタートすら出来ていない状態だった同大会だが、大会前からヘンリーはこのキャップを披露していた。アマチュア時代にはコネチカット州の大会で3勝したこともあり、昨年12月14日(現地時間)に悲劇が起こった同校があるニュータウンから約20マイル(約32キロ)南の同州フェアフィールド出身。現場付近に知人はいないが、かつて近くにおばが住んでいたことがある。また、同校が間借りして授業を再開したチョークヒルで、中学時代にバスケットボールの試合を行ったことを覚えているなど、縁のある土地での事件に何もしないではいられなかったようだ。
「ただ(犠牲者の)家族のためだけだ。育ったところの近くであんなことが起きるなんて。僕は何も言えなくなった。今年最初のトーナメントがハワイのような美しい土地で行われているけど(コネチカットなどでは)寒さに凍えている人がたくさんいる。もし、彼らがゴルフのファンだったら、これを見てPGAツアーの選手たちも彼らのことを思っているとわかってくれるだろう」と、語ったヘンリー。6月にコネチカット州で行われる米ツアー競技、トラベラーズ選手権(6月20〜23日/TPCリバー・ハイランズ)でも何かの追悼イベントを行うことも予定しており、犠牲者とその家族への思いをまだまだ形にしていくつもりのようだ。