A.スコット連覇へ、2位タイ好スタート! ワールドカップにも弾み
世界ランクNo.2のアダム・スコット(豪)が地元での2週連続優勝に向けて好発進を切った。
豪州ツアーの3大メジャー大会の1つ、タリスカー・マスターズ(オーストラリアン・マスターズ)は現地時間14日、豪州のロイヤル・メルボルンGCを舞台に第1ラウンドの競技を行い、レフティのニック・カレン(豪)が6アンダー65をマークして単独首位に立った。ディフェンディング・チャンピオンで、先週のオーストラリアンPGA選手権にも勝ったスコットはカレンに2打差の4アンダー67で回り、マクシミリアン・キーファー(独)と並ぶ2位タイにつけた。
「ここで67ならいいスコアだね」と白い歯を見せたスコット。次週はジェイソン・デイ(豪)と組んで同じロイヤル・メルボルンGCが舞台のワールドカップ(21〜24日)に出場する。4月のマスターズでは豪州勢初のグリーンジャケットを手に入れたが、今度は母国に最高の勝利をもたらすために、その前哨戦ともいえる今大会でも勝ってさらに勢いに乗りたいところだ。
一方、白血病治療から表舞台に戻ってきたジャロッド・ライル(豪)は2度目の病気発覚の際、ブリオニー夫人のおなかの中にいた長女のルーシーちゃんが、元気に応援してくれるのを見て感動しながらスタートした。「こんな経験がまたできるなんて。1番に娘がいるのをみて感動したよ」と、喜びに浸った。初日は3バーディ、4ボギーの1オーバー72で回り39位タイ。「夢は予選通過」と、まだ体が本調子ではない中、復帰戦での戦いに意欲を燃やしている。
その他の主な選手は、マット・クーチャー(米)、ジェフ・オギルビー(豪)、マーク・リーシュマン(豪)がイーブンパー71で29位タイ、ビジェイ・シン(フィジー)は1オーバー72で回りライルと並ぶ39位タイにつけている。