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H.ステンソン、R.マキロイらビッグネームが続々敗退

2014/02/21 11:35
H.ステンソン、R.マキロイらビッグネームが続々敗退

 

 昨季、史上初めて欧米両ツアーの年間王者に輝いたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)と、元世界ランキングNo.1でメジャー2勝を誇るローリー・マキロイ(北アイルランド)の2人が早くも姿を消した。

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの初戦 WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権(アリゾナ州ザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテン)の2回戦が現地時間20日に行われ、32人が激突。世界ランキングトップの2人、タイガー・ウッズ(米)とアダム・スコット(豪)が欠場しているため、トップシードは同ランクNo.3のステンソンだが、この日はルイス・ウーストハウゼン(南ア)相手に苦しい戦いを強いられた。

 2番で5.5メートルのイーグルパットを沈めるなど好調な相手に、4番までで3ダウン。6番パー3でウーストハウゼンがボギーを叩いたため2ダウンに戻したものの、あとは1ホールも取れない苦しい展開になった。

 ステンソンも4バーディを奪っているのだが、いずれもウーストハウゼンが良いスコアを出しており効果が出ない。12番パー3でグリーン外して5メートルのパーパットも入らず、ボギーで再び3ダウン。揃ってバーディ、ボギーの後の15番パー4でウーストハウゼンにバーディ奪取され、4アンド3で敗退した。

 また、もう1人のブラケット(トーナメント表)トップシードであるマキロイも激闘の末、ハリス・イングリッシュ(米)に敗戦。手に汗握る大激戦は、2番バーディで先手を取ったイングリッシュに、3番バーディのマキロイがすぐに追いつき、互いに一歩も譲らない。7番でイングリッシュがバーディを奪えば、マキロイも直後の8番でバーディ。オールスクエアのまま前半を折り返す。

 10番、11番と連取したイングリッシュが13番まで2アップ。対するマキロイは14番から3連続バーディでこれを逆転し、初めて1つリードを奪ったものの、イングリッシュが17番をバーディとしてオールスクエアのまま18ホールを終了した。しかし、迎えたエクストラホールの1ホール目でマキロイが痛恨のダブルボギー。イングリッシュの前に1ダウンで屈することになった。

 4つのブラケットのトップシードのうち、ザック・ジョンソン(米)はすでに1回戦で姿を消しており、残る1人ジャスティン・ローズ(英)は、アーニー・エルス(南ア)と対戦した。ローズが3番ダブルボギーを叩き、4番バーディのエルスが2アップとするが、5番、7番をローズが取ってオールスクエア。11番までは互いにスコアカード通りでマッチが動かない。12番ボギーのエルスが一歩、後退したが、15番バーディでまたしてもオールスクエア。16番、17番と1ホールずつ奪って、決着がつかないまま18ホールを終えた。

 エクストラホールに入ると、戦いはさらに激しくなった。19ホール目は揃ってバーディで一歩も譲らなかったが、20ホール目のパー5をバーディとされ、ローズの1ダウンで長い試合に決着がついた。

 実力者4人が姿を消したことで戦いの行方は混沌としているものの、ディフェンディング・チャンピオンのマット・クーチャー(米)や歴代王者のハンター・メイハン(米)らはしっかり3回戦にコマを進めている。

 なお、松山英樹はグラエム・マクドウェル(北アイルランド)に逆転されて1ダウン。2回戦で姿を消した。

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