M.A.ヒメネス、デビュー戦Vへ奪首! 井戸木は出遅れ
更新日:2014/04/19 11:34
掲載日:2014/04/19 11:15
先週マスターズで史上最年長メジャーチャンピオンの誕生か、と騒がれ単独4位に食い込んだミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が鮮烈なシニアデビューを飾った。
米チャンピオンズツアーのグレーター・グウィンネット選手権が現地時間18日、ジョージア州のTPCシュガーローフを舞台に開幕。満50歳にして世界ランク32位のヒメネスが1イーグル、5バーディ、しかもノーボギーの完璧なラウンドでその実力をいかんなく発揮。同ツアーデビュー戦Vに向け単独トップと絶好のポジションを確保した。
パーオン率が83.33%と好調なショットに加えパットも冴え渡り、マスターズで単独4位に入った勢いそのままのプレーに、百戦錬磨のライバルたちを蹴散らした。何しろ2位タイにつけたのがベルンハルト・ランガー(独)、ケニー・ペリー(米)の同ツアーを代表するエース中のエースたち。その2人に3ストロークの大差をつけたのだからヒメネス恐るべしである。ヨーロッパを代表する個性派が、このまま最後まで突っ走るかに注目だ。
その他、ランガーらと並ぶ2位タイにスティーブ・ペイト(米)、ヒメネスから4打差の5位タイにやはりマスターズで存在感を示したフレッド・カプルス(米)とジェフ・スルーマン(米)がつけ、5打差の7位タイにかつてヨーロッパ最強とうたわれたコリン・モンゴメリー(スコットランド)ら。
日本勢唯一出場の井戸木鴻樹は持ち味であるショットの正確性を欠いて苦しんだ。18ホール中、8ホールでパーオンを逃したのが響きノーバーディ、4ボギー、1ダブルボギーの6オーバー78の乱調でラリー・ネルソン(米)らとともに69位タイと大きく出遅れている。