松山、後半に伸ばして34位タイ浮上 R.マキロイ3位タイ
米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権は現地時間8月31日、マサチューセッツ州のTPCボストンを舞台に第3ラウンドの競技を終了。44位タイで出た松山英樹は3アンダー68で回り通算3アンダー34位タイに浮上した。また、3日目に6アンダー65をマークしたラッセル・ヘンリー(米)が通算12アンダーで単独首位を奪取している。
松山が後半に粘りを見せ順位を上げた。この日は3番ボギーでスタートすると4番ですぐに獲り返したが9番もボギー。前半は1オーバーで終了した。ところが後半に入ると12番、15番、16番、そして最終18番でバーディを奪取。4つスコアを伸ばして3アンダー68でホールアウトした。
前半はショット、パットともに安定しなかったが、後半は立て直してスコアメイク。12番では約2メートル、15番、16番では約3メートルにつけるなどショットが冴えると、確実にパットを決め最終日につながるゴルフを披露した。現時点では大会終了後のフェデックスカップ・ポイントランクは24位と予測されているが、さらに上位を目指せそうだ。
強豪ひしめく中、トップに立ったのはヘンリー。この日は7バーディ、1ボギーの6アンダー65と会心のゴルフを見せ単独トップに浮上、今年のザ・ホンダ・クラシックに続くツアー通算3勝目に王手をかけた。単独2位には4アンダー67で回ったビリー・ホースヘル(米)。大会前はフェデックスカップ・ポイントランク82位で、第3戦 BMW選手権(4〜7日/コロラド州チェリーヒルズCC)への出場が微妙な状況だったが、このままいけば11位となり大きく躍進する。
また、ローリー・マキロイ(北アイルランド)が7バーディ、ノーボギーの7アンダー64とまくり、通算10アンダーで前日の17位タイから一気に3位タイにジャンプアップ。ツアー通算10勝目に向け好位置につけている。
尚、石川遼は既に予選で敗退しており、現時点でのフェデックスカップ・ポイントランクは72位。このままでは上位70位までが進める第3戦への出場は厳しい状況となっている。