A.スコットが短尺パターを解禁! 初日はまずまずのスタート
更新日:2015/03/06 12:10
掲載日:2015/03/06 11:42
2016年1月からいわゆるアンカリング打法が禁止されることが発表されて早一年。アダム・スコット(豪)が、ついに実戦で短尺パターを解禁した。
現地時間5日に行われたWGC-キャデラック選手権(フロリダ州トランプ・ナショナル・ドラル)第1ラウンド。火曜日の練習の際、バッグに長尺パターの他に、普通の長さのパターを2本入れていたというスコットは、オフを使って練習してきたという短尺パターを、この大一番で試してきた。
練習ラウンドでは普通のグリップの他に、利き腕を蟹のはさみのような形で使うクロウグリップも試していたが、この日はアンカリング時にスタイルが近いクロウを選択。気になる初日は、17番で約5メートルのロングパットを沈めるなど、長い間このスタイルを継続してきたかのようなプレーを見せた。
パッティングのスコアに対する貢献度を表す「ストローク・ゲインド・パッティング」も、2.993と高い数値をマーク。以前は短尺パターを愛用していたが、長尺からのスライドも問題なさそう。大会初日は、難コースとして知られるドラルを舞台に、2アンダー70の8位タイにつけた。
明日以降も短尺パターを使用するかどうかは不明なものの、難しいとされる長尺から短尺への変更も難なくこなしたスコット。尚、米国Golf Channelの解説者トリップ・アイゼンハワー氏は、大会2勝目が期待されるマスターズでは「今年も長尺でプレーするような気がします」と予想しているようだ。