21歳のキム、大会最年少優勝! 松山と池田は22位タイ
米男子ツアーのザ・プレーヤーズ選手権が現地時間14日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に最終ラウンドの競技を終了。キム・シウー(韓)がツアー2勝目を挙げる中、日本勢の松山英樹と池田勇太は22位タイで大会を終えている。
前日に54位タイまで順位を下げた松山は、2番パー5で最初のバーディを奪うも、その後はパットに苦しみ10番までに4つのボギーを叩きスコアを落とす。すると、11番パー5で2オンに成功し、バーディを奪取。前日8打を要した13番でもバーディとし、迎えた16番パー5ではセカンドをピン横約3メートルにつけるショットを見せ、イーグルをマークする。その後も上り2ホールを連続バーディで締め、トータル1イーグル、5バーディ、4ボギーの「69」でホールアウト。通算スコアをイーブンパーに戻した。
一方、16位タイから上位進出を狙った池田は、4番でグリーン横のバンカーに捕まるなど、ダブルボギーを叩く。6番から連続バーディを奪うも、スコアを2つ落として前半を折り返す。後半は3バーディを奪うものの、15番で再度ダボを喫するなど、出入りの激しいゴルフとなり、トータル5バーディ、3ボギー、2ダブルボギーの2オーバー74でラウンド。松山と同じく通算イーブンパー22位タイで初出場のビッグトーナメントを後にしている。
優勝は通算10アンダーまでスコアを伸ばしたキム。前日「68」をマークし、単独4位からスタートした21歳は、1番からバーディを奪うなど、18ホールを通してノーボギーの安定したゴルフを披露。3アンダー69で回り、後続に3打差をつけて、2004年にアダム・スコット(豪)が樹立した最年少記録を打ち破り、ツアー通算2勝目を挙げている。
通算7アンダー2位タイにイアン・ポールター(英)とルイス・ウーストハウゼン(南ア)、4打差の通算6アンダー4位タイにラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)とカイル・スタンレー(米)が続く。スコットは、ブレンダン・スティールらとともに通算5アンダー6位タイ。世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米)は、4アンダー68で回り、通算2アンダー12位タイに浮上した。
一方、前日7位まで順位を上げていたマスターズ覇者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)は、最終日に「78」を叩き、通算1オーバー30位タイ、前日首位のJ.B.ホームズ(米)は、12オーバー84と大きく崩れ、通算3オーバー41位タイで大会を終えた。ディフェンディング・チャンピオンのジェイソン・デイ(豪)は、リッキー・ファウラー(米)らとともに通算7オーバー60位タイと下位に沈んでいる。