宮里藍が今季限りでの引退を発表 元世界No.1、米ツアー通算9勝
更新日:2017/12/08 17:01
掲載日:2017/05/26 17:20
国内14勝、米9勝で元世界ランキング1位の宮里藍が26日、今シーズン限りで現役を引退すると所属事務所が発表した。
宮里は2003年、東北福祉高校3年時に出場したミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントでアマチュアながら優勝。同年10月にプロ宣言をし、史上初の女子高校生プロゴルファーとなった。2004年には5勝を挙げ、年間獲得賞金額が1億円を突破。賞金女王とはならなかったが堂々の2位となり、低迷していた女子ゴルフ界を大いに盛り上げた。
2005年10月に開催された日本女子オープンゴルフ選手権競技を制し、公式戦初優勝を達成。史上最年少の20歳3か月の早さで国内ツアー通算10勝に達した。同年には、米女子ツアー出場資格を懸けたファイナル・クォリファイング・トーナメント(QT=予選会)に出場。2位以下に12打差をつけてのトップ通過を果たし、翌年から主戦場をアメリカへと移した。
米ツアー初優勝を果たすまでには時間がかかったが、2009年のエビアン・マスターズを制してからは本領を発揮。2010年には5勝、同年6月21日付の女子世界ランキングでは日本人選手としては初となる1位に輝いた。2011年にはエビアン・マスターズを連覇し、2012年に2勝を挙げるなど、米女子ツアーにおいて日本人最多の通算9勝を記録している。
しかし、以降は優勝から遠ざかっており、今季米ツアー5試合に出場し最高位が34位タイ。次戦は6月8日開幕の国内ツアーのサントリーレディス(兵庫県六甲国際GC)に出場予定となっている。