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「全米らしくない」と元記録保持者のJ.ミラー

更新日:2017/06/21 18:57
「全米らしくない」と元記録保持者のJ.ミラー

 

 前週開催された全米オープンの3日目、ジャスティン・トーマス(米)が最小アンダーパー記録を更新する9アンダー63でプレーした。それまでの記録保持者はジョニー・ミラー(米)だった。

 ミラーは米男子ツアー通算25勝、メジャー通算2勝を挙げている名選手で、1996年に世界ゴルフ殿堂入りを果たしている。1973年、ペンシルヴェニア州のオークモントCCで開催された全米オープンの最終日に8アンダー63をマークし優勝を果たした。

「トーマスの記録は素晴らしい、信じられないよ。だけど、僕らがプレーしていたころは24〜29ヤード(ウェアウェイ)の位の幅だったし、止まりにくかった。数年前に比べて易しくなってきているんじゃないかな?」と米ゴルフチャンネルの取材に対して答えた。

 確かに雨の影響でグリーン上が柔らかく、止まり易くはなっていた。最終18番パー5のセカンド(残り299ヤード)、トーマスは3番ウッドで放ち、ピンそば2メートル程につけ見事イーグル。弾道の高さ、カラーに落ちたこともあるが、乗ってからあまり転がらずピンに寄って行った。

 ミラーは「今回のは全米らしくない。フェアウェイが狭いのが全米オープンだった。その伝統は守らないとね。でもパー72で63はすごいよ」とトーマスの偉業を称えた。

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